広島カープは、いよいよ18日からクライマックスシリーズ(CS)ファイナル。甲子園球場に乗り込んで、日本シリーズを目指して阪神と戦うわけですが、17日の練習後、新井貴浩 監督が、あらためて決意を語りました。
DeNAとのファーストステージをみごとな2連勝で突破し、ファイナルステージに駒を進めたカープ。17日は午前中からマツダスタジアムで調整を行い、あす18日からの阪神との決戦に備えました。
広島カープ 新井貴浩 監督
「ファーストステージよりわくわくしてますね。楽しみですよね。全員でがんばってつかんだ甲子園の切符ですから、わたしたちはもう失うものも何もないですし、あしたから選手が、どういうプレーをしてくれるんだろうという、その楽しみが大きいです」
― ファーストステージ2連勝について
「選手が各自、よく準備をしてくれたなと。スタートで行く選手だけではなしに、後から試合に入っていく選手もすごくいい準備をしてくれたなあと。それがいい結果に結びついたのかなと思います」
― ファーストステージはキーマンに名前を挙げたが?
「キーマンに誰って言いましたっけ?(笑)」
― 末包昇大選手
「ああー。彼はもうね、“お祭り男” ですし、もう、けっこうつかんでいるみたいなので、また、あしたから期待したいですね」
― 阪神戦に向けて
「チームの雰囲気もすごくいいですし、甲子園、アウェーになりますけれども、そういうアウェーの雰囲気っていうのも楽しんでくれるんじゃないのかなというふうに思いますね」
― 阪神の強み、今シーズン戦った印象は?
「まず、ピッチャーがいいですよね。ピッチャーがいいですし、打順、そしてスタートで出るメンツってのもほぼほぼ決まっていますよね。ですから各自が何をしないといけないっていうのがわかっている、そんなチームだと思いますね。ただ、わたしたちのチームもピッチャー、すごくいいですし、打線もみんなが後ろにつないで、つないで1点をもぎ取るという、そういういい野球ができていますので、わたしたちは挑戦者として強いタイガースに思い切ってぶつかっていきたいと思います」
― 18日の初戦の意味合いは?
「あちらにアドバンテージが1勝ありますので、初戦っていうのはすごく重要になってくると思うんですよね。そこも含めて、かたくならずに、みんなで楽しんでと言ったらちょっと語弊があるかもしれないんですけれども、はつらつとプレーしたいですね」
― ファイナルステージに向けて
「ファイナルに進出が決まった時点で次の目標というのが、またマツダスタジアムに戻ってきて、野球をすることっていうのが、全員の目標になりましたので、なんとか、また、ここに帰ってこれるようにがんばりたいです」
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青山高治 キャスター
新井監督、本当にもう頼もしさすら感じる、落ち着いてリラックスした表情でしたね。
コメンテーター 木下ゆーき さん(子育てインフルエンサー)
本当ですね。だってファーストステージのときも新井監督のさい配がバチッと決まって得点につながったシーンも多々あったじゃないですか。それなのに自分の手柄じゃなく、後から出てくる選手たちもよく準備してくれていたと。そのあたりのやっぱりチームの空気感のよさっていうのが伝わってきますね。
青山高治 キャスター
今のうちの選手なら甲子園のアウェーでも楽しんでくれると思うという…
木下ゆーき さん
そこが、やっぱりちょっと心配な部分ではあるんですけれども、マツダスタジアムでは、羽月隆太郎選手の攻めた三盗とか、足をからめたカープらしい攻撃があったじゃないですか。アウェーの空気の中、不安だなと思ったんですけども、はつらつとプレーしてほしいという、あの一言が心強いです。
青山高治 キャスター
新井監督自身が、この短期決戦というお祭りを楽しんでいる感じですよね。
中根夕希 キャスター
お言葉にもありましたけども、わくわくしているというふうにおっしゃっていましたし、「CSだよ、全員集合」という言葉も残されましたけど、まさに全員集合して、ベテランも若手もみなさん活躍していたので、なんかそのままの勢いで、本当に「楽しんで」ってちょっと言葉がおかしいかもっておっしゃっていましたけど、でも本当に楽しんでプレーしてほしいなと思います
青山高治 キャスター
われわれも楽しむために日程を確認しておきましょう。いよいよ、あす18日から甲子園でファイナルステージが始まります。阪神は、アドバンテージで1勝ありますが、先に4勝した方が日本シリーズに進みます。26日のドラフト会議をはさんで日本シリーズが始まって、10月31日・11月1日・2日と、ここがセ・リーグの本拠地になっていますので予定を空けておきましょう。