海水からトリチウム検出 東電、処理水放出口近く

 東京電力は17日、福島第1原発の処理水放出口付近で16日に採取した海水から、放射性物質トリチウムが1リットル当たり16ベクレル検出されたと発表した。世界保健機関(WHO)の飲料水基準(1万ベクレル)は大きく下回っている。

 検出されたのは原発3キロ圏に10カ所ある採取場所のうち、放出口に最も近い場所の海水。残り9カ所は検出下限値未満だった。

 第1原発では、5日から2回目の処理水海洋放出を実施している。

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