イスラエルが近く侵攻か 緊張が高まるガザ地区 現地で医療支援を行った医師が語る実情

イスラエル軍による地上侵攻が間近と言われている、中東パレスチナのガザ地区。

東海地方の関係者も、現地の状況を憂慮しています。

(日赤愛知医療センター名古屋第二病院 杉本憲治医師)
「(ガザ地区は)医薬品や医療機器が必要だが、移動が制限されているので、できない医療がまだある」

こう話すのは、ことし7月にパレスチナのガザ地区で医療支援活動を行っていた、医師の杉本憲治さん。

ガザ地区のアルクッズ病院に約3週間派遣され、新生児集中治療室(NICU)の人材教育などに携わりました。

約3か月前のガサ地区の様子について…

(日赤愛知医療センター名古屋第二病院 杉本憲治医師)
「外界との移動が、かなり制限されているので出入国も難しい。中に入ってみると人々が普段の生活をしている、落ち着いている場所」

イスラエルによるガザ地区への地上侵攻が迫る中、現在の状況に気掛かりなことがあると不安を隠せません。

(日赤愛知医療センター名古屋第二病院 杉本憲治医師)
「インフラが停止したり、医薬品や食料・水、ライフラインが途絶すると聞いているので、(インフラ停止などで)病院機能が停止すると患者の健康被害が飛躍的に増加するので、それを一番心配している」

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