開幕連敗スタートだった広島ドラゴンフライズは、アジア大会日本代表の 寺嶋良 が復帰し、アウェイで今季、B1に昇格したばかりの佐賀バルーナーズと対戦しました。
ことし5月に開業したばかりの佐賀アリーナ。新アリーナならではの多彩なスペースにはゆったり座れる升席や軽食ラウンジ、飲みながら観戦できる席もあります。
最大8500人収容の会場には連日、およそ4000人の観客が詰めかけました。
ブースターたち
「最高にきれいで見やすいですね」
「めちゃめちゃ、いいですね。きれいで」
「うらやましいですね、アリーナが」
土曜日のゲーム1。序盤から寺嶋の復帰で前半からボール回し良く、ドウェイン・エバンスらがシュートを決めていきます。さらに、前節、20%しか入らなかった3ポイントシュートが次々と決まります。
2試合で1本しか入らなかった ニック・メイヨ が3本、前節、1本も入らなかった 山崎稜 が本領を発揮し、5本、そして、アイザイア・マーフィー も4本中、3本を決めて佐賀を圧倒します。
鬱憤を晴らすかのように93点を奪い、24点差をつけて今季初勝利を飾りました。
カイル・ミリング ヘッドコーチ
「ドラゴンフライズのファンはすばらしいです。たくさん元気をもらいました。最初の勝利、1・2・3、勝ちじゃケー」
ゲーム2は、ディフェンスを修正してきた佐賀に対し、一進一退の攻防となります。
寺嶋良 選手
「我慢し続けて1点でも勝とうというバスケをしていたんですけど」
そんな中でもターンオーバーからの速攻に対し、山崎の気迫あふれるこのディフェンス。ノーファウルでマイボールにします。
第4クォーターにはギアを上げた寺嶋が3ポイントを積極的に決めてリードを広げますが、B1初勝利を目指す佐賀も大声援に押され、追いすがります。延長の残り18秒、山崎がシュートを決めて逆転しますが、残り6秒を守り切れず、鬼門のゲーム2を落としました。
寺嶋良 選手
「ぼく的にはそんなにやばいって感じはあんまりなくて、細かな部分を調整していけば勝てるチームになれるかなと思っています。次はやっとホームなので、思う存分、バスケ楽しんでいきたいなと思っています」
今週はようやくホームでの初戦。相手は東地区で3勝1敗と好スタートを切った宇都宮ブレックスです。チケットはすでに完売ということですが、巻き返しに期待しましょう。