128年ぶり復活 クリケットの街沸く 佐野

 国際オリンピック委員会は16日、インドのムンバイで開いた総会で、2028年夏のロサンゼルスオリンピックに追加する5つの競技を正式に決めました。

 追加が決まったクリケットの日本協会の本部があり、この競技で街づくりを進める佐野市では、選手や関係者が歓喜に沸きました。

 2008年からクリケットによる街づくりを進め、全面天然芝で整備した国際試合ができる本格的な競技場がある佐野市。

 日本クリケット協会の事務所では、男女の日本代表選手や関係者が集まりIOCの総会を固唾をのんで見守りました。

 そして午後5時前の決定した瞬間。1900年の第2回パリ大会以来、128年ぶりの正式種目への復活に会場は大きな拍手が沸き起こりました。

 この後、記者会見が開かれ、選手や関係者は、喜びを語るとともに、オリンピック出場に向けて決意を述べました。

 会見の途中には、佐野市の金子裕市長が駆け付け飛び入りで喜びを語りました。

 直近の世界ランキングは、男子が50位、女子は51位。団体競技は男女それぞれ6チームずつしか出場できない見込みで、出場権獲は、大きなハードルとなることが予想されますが、注目度が高まることは確実で、新戦力や新たなファンの獲得に向け絶好の機会となります。

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