台湾で芸能活動中の日本人が火災事故で昏睡状態 募金集めのファンに母が感謝

台湾で俳優・タレントとして活動しているYUTA(勇太)が8月31日にアパートで火災事故に遭い、現在も昏睡状態であることが伝えられた。

韓国メディアのwikitreeによると、当時アパートの屋上に、煙があがっていることに気付いた住民が119へ通報。消防隊員により、室内で意識不明の状態で倒れているYUTAが発見され、近くの病院へ搬送されたという。

YUTAの所属事務所は「集中治療室で経過観察中だが、今も昏睡状態だ」と伝え「詳しい火災原因についての臆測は控えてほしい」と嘆願した。

YUTAは現在25歳で、高校卒業後に単身台湾へわたり俳優として活動。またタレントとして「ハロー・ドクター」や「ハーフ&ハーフ」などに出演し、人気を集めたという。

10月15日、YUTAの実母が彼のFacebookで近況を報告。「私は火災事故当時の夜明けに、マネジャーさんから連絡をもらい、台湾に来ました」「全てのことが突然起こりました」「今も機器の補助が必要な状態で、すでに昏睡状態が1カ月近く続いています」と、混乱の中にいる様子をのぞかせた。

そんな中、YUTAファンが募金活動を行い、お見舞金を送ってくれたことを明かし「台湾人の皆さんのこのような助けに心から感謝し、たくさんの激励にも御礼申し上げます」とお礼を述べた。

そして最後に「YUTAにファンの声が届いていると信じています。私は息子の面倒をしっかり見ながら、奇跡が起きることを祈ってます」とつづった。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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