「いい写真が撮れそう」「子どもを連れていけるのを期待しています」旧そごう広島店新館 新たな活用策に期待の声

広島の街の変化をお伝えする「広島・進化するマチ」です。

8月末に惜しまれながら閉館した旧そごう広島店の新館。その跡はどうなるのか気になる方も多いと思いますが、16日「体験型アミューズメント施設」などを誘致することが、発表されました。

RCC小林康秀キャスター
「つけられていた看板は既に取り外されています。そごう広島店の新館はひっそりと静まりかえっています。この建物の今後の活用策が発表されました」

NTT都市開発の発表では、旧そごう広島店新館について、隣りで営業している「パセーラ」とともに、新生「パセーラ」として再生するということです。

そごう新館が入っていた地下1階から9階部分は、高層階に遊ぶ・食べる・癒されるといった「コト消費」を提供するエンターテインメント性のある体験型のアミューズメント施設、そして低層階には高級なファッションや食品など「ライフスタイル提案型」の店舗の出店を目指して、2025年度以降、順次、オープンしたいとしています。

リーガロイヤルホテル広島とつながる専門店街のパセーラ6階にある屋上庭園のスカイパティオです。

広島城やサッカースタジアムを見渡せる場所です。

小林康秀キャスター
「こちらにはすでに柵が設置されていまして、あちらの土台には大型スクリーンが設置される予定で、パブリックビューイングなどが出来るようになるということです」

街ゆく人は変わりゆくパセーラをどのように感じているでしょうか?

街の人たち
「新しく今までなかったものが入る感じなんですかね、変わっていいのではないでしょうか」
「写真とか撮るのでこういった所に行ってみたい。いい写真撮れるんじゃないかな」
「都心なんだけど、自然とのふれあいが感じられるようなところは、ゆっくり、ぜいたくな時間につながる気がして、楽しみです」
「子どもを連れていけるところができたらいいかな、小さい子どもと遊べるところとか」
「広島に今までないようなおいしいものがいいかな。東京にもいろいろなものがあるじゃないですか。そういうものが来たら」

広島市の中心部に位置する大きな商業施設だけに、今後の行方が気になります。

年内にはサッカースタジアムがオープン、2025年には広島城三の丸に集客施設がオープンする予定で旧そごう広島店新館は紙屋町地区の人の流れ、人流に大きな影響を与える場所です。

広島本通商店街振興組合の高田諭理事長は「空白期間が長いと街の集客力に影響す るが、見通しが出たので今後に期待したい」と話しています。

そして改装される部分、高層階は「遊ぶ・食べる・癒されるといった新たなコト消費の提供をめざしたサービス・エンターテイメント性のあるテナントを誘致」。これは、体験できるアミューズメント施設などを表していると思われます。

低層階には「都心にあったらうれしいと感じられ、日常、非日常を彩るライフスタイル提案型テナントを集積」するということです。例えば高級なファッションや食などを楽しめる場所をイメージできます。

建物を管理するNTT都市開発では、今後、具体的なテナントが決まれば発表したいとしています。

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