600年続く伝統の祭り 地域おこし協力隊員が参加 少子高齢化で担い手不足が課題に【長野・天龍村】

天龍村の伝統行事「坂部の冬祭り」で舞いを披露する重要な役割「神子」に、地域おこし協力隊の男性が加わりました。
天龍村の坂部地区で開かれた9月祭り。おととしから地域おこし協力隊として働く松川友哉さんが、「神子」に加わる儀式です。
■地域おこし協力隊・松川友哉さん(36・飯田市出身)
「気持ちが新たにというか気が引き締まる思いです。舞いはまだまだなので上手く舞えるように頑張っていきたい」

毎年1月4日に夜通し開かれる「坂部の冬祭り」で、舞を披露する重要な役割が「神子」です。
坂部の冬祭りは国の重要無形文化財に指定され、およそ600年の歴史を繋いでいますが、少子高齢化で担い手不足が課題になっています。坂部地区の住民は44歳から87歳までの13人。神子が加わるのは、実に8年ぶりです。

■平松雅隆 氏子総代
「非常にうれしく思う。10年も20年も通ってもらって、自分のお祭りとして心に何か残してもらえればありがたい」

松川さんも加わって、伝統行事を継承するため力を合わせます。

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