R−1グランプリが「制限撤廃」正式発表、ネタ時間は言及せず

ひとり芸の日本一を決める『R−1グランプリ』を主催する「R−1グランプリ2024事務局」は10月17日、今大会からエントリー資格を変更し、芸歴制限を撤廃することを正式発表した。

『R-1グランプリ2024』ロゴ

2002年、『R−1ぐらんぷり』としてスタートした同大会。第1回は座布団の上で漫談を披露するスタイルだったが、第2回より「とにかくおもしろいピン芸」を掲げ、落語家、モノマネ芸人、漫談家、さらには通常はコンビで活動している芸人のピン参加と幅を広げてきた。2021年にはタイトルを『R−1グランプリ』に変更。と同時に、出場資格が「芸歴10年以内」に限定された。

前日16日、「芸歴制限撤廃」に関するニュースが報じられると、ピン芸人のやす子は「嬉しすぎる!面白先輩方が戻ってくる〜」と自身のSNSを更新。かまいたち山内は「これはR−1の亡霊のあの人が復活するんじゃ、、、、、大注目や!!!」、スーパーマラドーナ・武智も「絶対良いと思う!その方が確実に面白くなると思う!」と歓迎するコメントを投稿していた。

事務局はこの日、「新たな若きスターを発掘する、という目的のもと、2021年からの3年間、R−1グランプリは芸歴10年以下という出場制限を設けました。その結果、たくさんの若手の方に挑戦いただき、素晴らしいネタの数々が生まれました。一方で、芸歴11年目以上の皆様からは『R−1に挑戦したい』『自分のネタを多くの人に見てほしい』という声も非常に多く、その声は年々強まっていました」とコメント。

そして、「2024年の大会、そして、さらにその先のR−1グランプリをどうしていくのか議論を重ねた結果、R−1グランプリは、出場者の芸歴に制限を設けず、『すべての人がピン芸を披露できる大会。そして、その中から最もおもしろいピン芸を決める大会』とする方針を決めました」と、芸歴制限撤廃を正式に決定。これにより「ラストイヤー」という概念がなくなる。

また、一部メディアで報道された「ネタ時間3分から4分に変更」については、この日の事務局からは触れられることはなかったものの、「一部報道にございました内容には、未確定の情報が含まれております。後日、公式HP等で発表をしてまいりますので、続報をお待ちください」とするに留まった。出場エントリーは11月に予定されている。

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