毎日でも飲みたくなるフレッシュな味わい。素材にこだわったレモネードスタンド「John Lemon(ジョンレモン)」【福岡県糸島市】

7 月某日。糸島市芥屋、以前フクリパでもご紹介したジェラート屋・ロイターマーケットの敷地内にオープンした、レモネードスタンド John Lemon(ジョン レモン)。素材からこだわり抜かれたフレッシュなレモネードはもちろん、オーナーご夫婦の朗らかなお人柄はたちまち話題を呼び、連日たくさんの人が訪れています。そんな糸島の新たな観光スポット、John Lemon をご紹介します。

John Lemon(ジョンレモン) の実店舗がついにオープン!

自らレモンを育てながら、イベントに出店したり、店舗の軒先を借りたりしながら手作りレモネードを販売していた「John Lemon」。ついに実店舗がオープンしました。

その場所は夏になると多くの人で賑わう糸島市有数の海水浴場「芥屋海水浴場」からもほど近い、ジェラート屋・ロイターマーケットの隣。

ロイターマーケットの取材記事はこちら

目印は、キュートなルックスのキッチンカーです。

夫婦で一目惚れし、迷いながらも購入を決断した、中古のメルセデスベンツのトランスポーターを改装したもので、内装には糸島の間伐材のスギが使われています。

糸島市近郊で栽培されているノーワックス・防腐剤不使用の国産レモンにこだわり、黑糖やきび砂糖、はちみつ、オーガニックシナモンなどを使い、やさしい味わいに仕上げられたレモネード。

皮ごと漬け込まれたシロップを炭酸や水で割ったもの、寒い季節にはお湯で割ったホットレモネードも販売されています。仕上げに、レモンの皮をすりおろし、香りをつけたら完成。

漬け込まれた果肉は、子供でもまるごと食べられるくらい甘くてフレッシュ。「老若男女が楽しめる味」を追求しています。子供用のキッズレモネードというオトクなサイズのラインナップも。

というのも、オーナー夫婦のコーイチローさん(通称ジョンさん)とユカリさんは4人の子供を持つご夫婦。「子は宝」がスローガンなのだとか。酸味が強いものが多く、大人の飲み物というイメージが強いレモネードですが、子供用まで用意されているのは家族連れにも嬉しいポイントです。

こちらのかわいいロゴマークは、オーナーご夫婦の 6 歳になる息子さんが描いたもの。思わず写真に残したくなるかわいらしいイラストと筆跡がたまりません。

ロゴがプリントされたキーホルダーやトートバッグなどのオリジナルグッズも販売されていますよ。

店舗情報

住所:福岡県糸島市志摩芥屋 94-3

営業時間:平日 12:00〜17:00、土日祝 11:00〜17:00

定休日:火曜(悪天候やイベント時など変則的な場合は、インスタグラムのストーリーズにてお知らせ)

インスタグラム:@johnlemon_itoshima(https://www.instagram.com/johnlemon_itoshima/)

“いつか”やりたかったレモネード屋を“今”

ご夫婦がレモネード屋をスタートさせたのは、まだコロナ禍だった 2022 年 11 月。店舗を持ったのが 2023 年 7 月でした。

コーイチローさんは飲食、雑貨、デザインの経験を経て、ユカリさんは食品メーカーでの営業、マーケティングの経験を経て障がい福祉事業所に勤務し、そこで出会って夫婦になった二人。

夫婦でレモネードには目がなく、お休みの日には行く先々でレモネードを見つけては飲んでいたのだそう。

ユカリさん

そのころは私も夫も福祉施設で10年以上勤めていたのですが、冗談で、“定年退職したら第二の人生としてレモネード屋をしたいね”という話をよくしていたんです。

そのころ、新型コロナウイルスが世界中に広がります。思うように外出することもままならないような状態が続く中、ご夫婦はこれからの人生について話し合う機会が増えたのだといいます。

ユカリさん

自分たちの良いところが最大限生きるようにするにはどうしたらよいだろうということを出発点に、まずは、お互いに得意なことややりたいことを出し合いました。

夫はいちばんに、いつか福祉施設を自分でやってみたいと。私は、レモネード屋さんをやりたいと話しました。

そしてお互いの強みを活かしつつ、いつかレモネード屋で施設の方も働けるような環境づくりがしたいという話になりました。

だったら、いつかじゃなくて、今すぐお店を出してみてもいいんじゃないかということになったんです。

もともと農家だった夫の実家が農地を持っていたので、レモンの栽培もスタートさせることにしました。

レモンは「道法スタイル」と呼ばれる広島県呉市豊浜町という瀬戶内海の中部に位置する小さい島で育てられているレモンの栽培法を採用。育て方をイチから学び、栽培しています。

まだまだ自分たちが栽培したレモンだけでは足りないので、今は糸島市近郊で収穫される

無農薬レモンを仕入れて対応していますが、いつかは自分たちが栽培したレモンだけで賄

えるようにしたいのだとか。

最終的には、子供たちや高齢の方、子育て世代の大人たち、障がいのある方もやすらぎ集えるような公園をつくりたいのだそう。

ユカリさん

一見つながりがないように思えますが、私たちにとってはこれまでの経験や体験がすべてつながっています。

まずは John Lemonから、お客様に喜んでいただける商品を届け、障がいのある方とともにその人のもつ強さが生きる仕事の体制をつくる。

そうしていつかは、レモネード屋やレモン畑が自然とそこに在るような公園をつくりたいんです。

そこに来られた方がただただ自分らしくのびのび過ごせる公園を。それが私たちの夢を凝縮した風景なんです。

とてもありがたいことに、これまで関わってきたたくさんの方たちに支えていただいて、夢に向かって出発することができました。

第一歩を踏み出した John Lemon。これからどんなふうに進化していくのか楽しみですね。

糸島市の店舗以外にも、イベントなどに出店される機会も多いので、ぜひ Instagram をチェックしてみてください。

合わせて読みたい

REC COFFEEの新店舗「REC COFFEE 博多ロースタリー」と新しいパティスリーブランド「SAISON DES RECOLTES」が9月2日(土)同時オープン!【福岡市博多区】

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202309.13657

「福岡のレトロプリンが食べられるカフェ6選2023」昔懐かしちょっと固めなプリン!

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202309.15346

【福岡・夜スイーツ】〆に行きたい!スイーツが美味しい夜カフェ&バー5選

https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202308.13042

© 株式会社えんメディアネット