R-1今年王者、芸歴制度の変更に「僕が売れてないせいで…」

ひとり芸の日本一を決める『R−1グランプリ』。2024年度の大会からエントリー資格を変更し、芸歴制限を撤廃することが10月17日、正式発表された。これに2023年王者のピン芸人・田津原理音が反応している。

「R-1グランプリ2023」王者の田津原理音(3月5日・大阪市内)

2002年、『R−1ぐらんぷり』としてスタートした同大会。第1回は座布団の上で漫談を披露するスタイルだったが、第2回より「とにかくおもしろいピン芸」を掲げ、落語家、モノマネ芸人、漫談家、さらには通常はコンビで活動している芸人のピン参加と幅を広げてきた。2021年にはタイトルを『R−1グランプリ』に変更。と同時に、出場資格が「芸歴10年以内」に限定された。

今回の発表に、今年チャンピオン・田津原理音がX(旧Twitter)で反応。「ちょっと待って!!?? なんか僕が優勝したのにまったく売れてないせいで芸歴制限無くなったって言われてるんですけど!!!?? ピン芸人のみなさん!!!!! 感謝してください!!!!!!!!!!」(原文ママ)と、自虐ポストを投稿した。

これに対し、「それが理由なら、そりゃあ自虐に走りますなww」「充分売れてると思います!」「怒るんじゃなくて、感謝の方なんですね。笑」「理音さんは面白いですよ」「もう連覇狙ってください」と、労いの声が相次いでいる。

事務局は今回の変更について、「若手からベテランまでがしのぎを削り、ひとりきりでもこれだけの笑いが生み出せる、これだけの表現ができる、というピン芸人の可能制を感じられる大会を目指します。(中略)これからも出場者と視聴者の皆様によろこんでいただける大会となるよう、全力で取り組んでまいります」とコメントしている。

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