宮古高が創立100周年、地域貢献の使命胸に 記念式典、飛躍誓う

さらなる歩みを誓い、校歌を歌う宮古高の生徒たち

 宮古高(鈴木裕校長、生徒598人)の創立100周年記念式典は14日、宮古市小山田の市民総合体育館で行われた。在校生や教職員ら関係者約700人が節目を祝い、飛躍を誓った。

 鈴木校長は「前身学校は地域開発の夢を人材育成に託そうとした宮古・下閉伊地域の熱意によって生まれた。自然豊かで人情味あふれる地域を守ることは、ここで生まれ育った生徒の使命だ」と式辞を述べた。

 式典後にはアルピニストの野口健さんが記念講演した。

 同校は1923(大正12)年に宮古町立宮古実科高等女学校として開校。県への移管などを経て2022年度までに卒業生2万9216人を輩出している。

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