ラムズデールと正守護神争うラヤ、アーセナル移籍の裏側明かす 「契約する前にミケルと何度か話をした」

ブレントフォードからアーセナルへ移籍したラヤ[写真:Getty Images]

スペイン代表GKダビド・ラヤがアーセナル移籍について語った。イギリス『The Athletic』が伝えた。

チームには昨シーズンまで守護神を務めたイングランド代表GKアーロン・ラムズデールがいるものの、ブレントフォードから買い取りオプション付きのレンタルでラヤを獲得した今夏のアーセナル。プレミアリーグ第4節まではこれまで通り、ラムズデールがゴールマウスを守ったが、ミケル・アルテタ監督は第5節からラヤを起用するようになった。

そんなラヤは『The Athletic』のインタビューに応じ、アーセナルでキャリアの絶頂期を迎えているか問われると、「イエス」と回答。チャンピオンズリーグ(CL)に出場できることも大きかったようだ。

「僕はクラブレベルで重要な一歩を踏み出した。世界で最も重要なクラブの1つに所属していることは励みになるし、誇らしいことだ。チャンピオンズリーグに出場することも目標の1つだった」

また、ラヤは以前からブレントフォードを退団するつもりだったこと、早い段階からアルテタ監督と会っていたことを明かした。

「今夏は個人としてもクラブとしても、ブレントフォードを退団したいと思っていた」

「契約はあと1年残っていたけど、クラブも僕も新たな一歩を踏み出したいと思っていた。その後アーセナルと契約する機会を得た」

「金銭的な問題などが複雑だったから、契約する前にミケルと何度か話をした」

「彼は僕が一緒に働きたいと思っていた監督の1人だ。彼の哲学、彼がどのようにしてアーセナルを変えてきたのか、彼の戦いぶりを見てきたからね。そして彼を監督として選ぶことは非常に重要だった」

アルテタ監督から正守護神にするという確約をもらっていたわけではないようで、正々堂々とラムズデールとのポジション争いに挑んでいることも強調している。

「僕はその(ポジションの)ために戦うつもりだ。アルテタはその地位にいることへの自信を与えてくれた。彼は各ポジションに2人のトッププレーヤーを置きたがっていたし、出場時間を得るために戦うかどうかは僕次第だった。それ以上は考えたくない。他のポジションと同じようにローテーションがある場合は、ピッチの内外で手助けをするつもりだ」

「ラムズデールとの関係? とても良いよ」

「結局のところ、僕たちは仲間だ。それは大事なことだ。僕たちはとても健全な関係を築いている。問題ないよ」

© 株式会社シーソーゲーム