茨城県つくば市竹園の市立竹園東小で4月、1年生担任だった40代女性教諭がトイレの指導で強い口調で児童を叱責(しっせき)し、児童3人が一時登校できなくなっていたことが17日までに、分かった。このうち1人は転校しており、市教委教育局の担当者は「不適切な指導があった」と認めている。
同局によると、女性教諭は本年度、1年生の担任を務めていた。授業中にトイレに行こうとした児童に対し「なんで今行くんですか」「勝手に行っちゃだめ」などと強い口調で叱責。子どもが恐れて言い出せなくなり、我慢して失禁してしまうこともあった。
児童の1人は4月から「先生が怖くて行きたくない」と通学できなくなり、6月上旬に転校。6月下旬からは、2人が一時登校できなくなった。現在は登校しているという。
同局は7月13日に臨時の保護者会を開いて説明して謝罪し、担任を変更した。女性教諭は現在、療養休暇を取っている。
同局は「本人の意向を確認して、復職の際には研修などを行う」としている。