ガザ、115病院が攻撃受ける WHO、人道危機と警告

 【ロンドン共同】世界保健機関(WHO)は17日、記者会見し、パレスチナ自治区ガザで115の医療機関が攻撃を受け、大半の病院が機能せず、水や電気、医薬品も不足していると明らかにした。ガザは人道危機に陥っていると警告し、支援物資を供給するため緊急のアクセスが必要だと訴えた。

 糖尿病など慢性疾患のある35万人が治療を受けるのに苦労しており、懸念が広がっているという。WHOの担当者は、できるだけ早くガザにアクセスできるようにするため、関係者に働きかける考えを強調した。

 WHOによると、イスラエルの空爆開始以降、ガザで2800人が死亡し、1万1千人が負傷したと明らかにした。

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