人質の母親訴え「娘を帰して」 ハマス公開の動画巡り

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが16日に公開した人質の女性の動画を巡り、女性の母親が17日、イスラエル中部テルアビブで記者会見し「娘は生きている。帰す責任はハマスにある」と訴えた。イスラエルのメディアなどが伝えた。

 女性はミア・シェムさん(21)。「今、ガザにいます。腕をひどく負傷しました。ここの病院で3時間、手術を受けました。治療して、薬をくれました。すべて順調です。早く家に、家族のもとに帰して」とヘブライ語で話した。フランス国籍も持つという。動画の撮影日は不明。

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