古橋と伊東がゴール 5試合ぶりの無失点で日本がチュニジアに勝利|キリンチャレンジカップ

写真:先制ゴールを挙げた古橋 ©Getty Images

10月17日、兵庫県のノエビアスタジアム神戸でキリンチャレンジカップ 2023の日本代表 vs チュニジア代表の試合が行われた。

日本は10月13日に行われたカナダ代表戦から中山雄太、冨安健洋、遠藤航、伊東純也以外の7名を入れ替え、4-2-3-1の布陣を採用。GKは鈴木彩艶が初先発となり、トップ下には久保建英、旗手怜央が左サイドMF、1トップには古橋亨梧が入った。カナダ戦で負傷した中村敬斗と体調不良で別メニュー調整が続いていた奥抜侃志もベンチ入りした。チュニジアはガンバ大阪に所属するイッサム・ジェバリがJリーグ所属選手として両チームを通じて唯一、先発出場した。

5バックの布陣で戦うチュニジアに対し、日本がボールを保持して突破を試みようとする展開が序盤から続く。

12分には久保が壁の下を抜く直接FKでゴールを狙ったが、これは相手GKの正面を突く。23分には伊東からのパスを受けた久保がカットインしながらシドに展開し、旗手が左足でダイレクトに合わせたが、ボールはクロスバーの遥か上を超えていった。

その後は日本がボールをキープして攻め続ける展開となるが、チュニジアの堅守に阻まれなかなかいい形でのフィニッシュに持ち込むことができずに時間が経過する。

それでも43分、自陣でのビルドアップから遠藤、守田英正、久保とパスをつなぎ、中央に入って来た旗手が右サイドの伊東に展開しようとしたが、そのボールが相手に当たってゴール正面にいた古橋の元へ。古橋は冷静にゴール右隅へと流し込み、日本が先制。1点リードで前半を折り返す。

日本は古橋を上田綺世に代えて後半キックオフを迎えた。52分に高い位置でのボール奪取から旗手が左足でミドルシュートを狙い、61分には右サイドでのパス回しから久保がカットインを仕掛けるなど、後半も日本が攻め込む展開が続く。

62分には久保から上田にスルーパスが通り、左サイドに流れてからの折り返しを菅原由勢が右足ミドルで狙ったが、これはゴール左へ外れる。直後にチュニジアは選手交代を行い、5バックを4バックに変更。日本は中山と旗手に代えて町田浩樹と浅野拓磨を投入する。

迎えた68分、左サイドでボールを運んだ久保がマイナス方向に折り返すと、逆サイドから走り込んだ伊東がダイレクトシュートをたたき込み、日本が追加点を奪う。

72分、伊東と板倉に代えて南野拓実と谷口彰悟がピッチに立つと、その直後には南野からの折り返しを受けた上田がポスト直撃のシュートを放つなど、途中出場の選手も見せ場を作っていく。82分には久保がお役御免となり、橋岡大樹と交代する。

後半アディショナルタイムにはGKへのバックパスを鈴木が処理できずにヒヤリとする場面や、相手のヘディングシュートがポストを直撃する場面もあったが、日本は最後まで攻守にアグレッシブなプレーを見せ、2-0のままタイムアップ。5試合ぶりのクリーンシートを達成した。
 

◉試合結果

日本代表 2-0 チュニジア代表

1-0 43分 古橋亨梧(日本代表)
2-0 68分 伊東純也(日本代表)

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