手数料や延滞金など損失補償へ 全銀システム振り込み障害

 三菱UFJ銀行など全国10の金融機関で他行宛ての振り込みが遅れた全国銀行データ通信システム(全銀システム)の障害で、各金融機関が同一基準に基づいて顧客に生じた損失を補償する方針であることが17日、分かった。別の銀行を使って振り込んだために余分にかかった手数料や、口座振替ができなかったことに伴う延滞金などが対象になるとみられる。

 システムを運営する全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が、利用金融機関に近く基準を示す方向だ。各金融機関はこれに基づいて具体的な顧客対応を決める。

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