日本代表、W杯予選前を6連勝締め! 古橋亨梧の神戸凱旋弾に伊東純也の一発でチュニジアにリベンジ【キリンチャレンジカップ2023】

[写真:Getty Images]

日本代表(FIFAランキング19位)は17日にノエビアスタジアム神戸でキリンチャレンジカップ2023のチュニジア代表戦(同29位)に挑み、2-0で勝利した。

先のカナダ代表戦も攻撃好調で4-1と快勝し、国際Aマッチ5連勝の日本は舞台を神戸に移して、チュニジアと対戦。昨年6月に0-3で敗れた相手とのリベンジ戦にもなる今回はカナダ戦の先発から7選手を変更した。

最後の砦を託される鈴木彩艶の前に菅原由勢、板倉滉、冨安健洋、中山雄太が並び、ボランチに遠藤航、守田英正。2列目を伊東純也、久保建英、旗手怜央で形成し、古巣凱旋ゲームの古橋亨梧が1トップを務めた。

日本にとって、11月から始まる北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選前最後の実戦。ガンバ大阪のイッサム・ジェバリを頂点に5バックで守ってくるチュニジアに対して、カナダ戦のように出足鋭く入る。

ボールを失っても素早い奪い返しで押し込む日本は11分、古橋が誘ったファウルからバイタルエリア左でFKのチャンス。菅原が蹴ると見せかけて、久保が左足で相手の壁下を狙ったが、相手GKの正面を突く。

そこから少しチュニジアに攻めの時間があったが、23分に菅原、伊東の繋ぎから、ボックス右の久保が中央にシュート。相手DFに当たったボールがファーの旗手にうまく流れるが、左足シュートを枠に飛ばせず。

続く25分にも左サイドから右サイドへの大きな展開からチャンスを作り出した日本は伊東がボックス右に持ち込み、マイナスに折り返し。菅原がフィニッシュに持っていったが、相手DFにブロックされる。

33分のチャンスも生かせず、攻めあぐねる日本だが、43分に守田、久保の繋ぎから、バイタルエリア中央の旗手が前線にパス。相手DFに当たってこぼれるが、古橋が相手GKの動きを見極め、右足で沈める。

神戸凱旋弾の古橋はこれが通算21試合目で5ゴール目。後半からそんな古橋を下げ、上田綺世を送り込み、次のゴールを目指していった日本は64分に中山、旗手の代わりに町田浩樹、浅野拓磨のカードも切る。

すると、69分に浅野のヒールパスから、久保がドリブルでボックス左に持ち込み、ボールを中に。ファーから中に絞りながら反応した伊東が右足で蹴り込む。伊東の通算13得点目で突き放しに成功する。

日本はさらに畳みかけようと、72分に伊東、板倉の代わりに南野拓実、谷口彰悟を投入。その1分後には上田がボックス左深くから強引に左足フィニッシュに持ち込んでいったが、左ポストの外側を叩く。

ソシエダでの好調ぶりを披露し、2ゴールに絡んだ久保を82分の橋岡大樹投入でお役御免とした日本は90分に爪痕を残したい南野にも決定的なシーン。最後、鈴木に試される場面が続いたが、クロスバーにも助けられ、5試合ぶりのクリーンシートで勝利した。

チュニジアにリベンジ成功の日本はこれで国際Aマッチ6連勝。11月の北中米W杯アジア2次予選に向けて弾みをつけ、今活動を締めくくった。

日本代表 2-0 チュニジア代表
【日本】
古橋亨梧(前43)
伊東純也(後24)

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