アゼルバイジャンと年内和平意欲 アルメニア、カラバフ巡り

 【モスクワ共同】アルメニアのパシニャン首相は17日、訪問先のフランス・ストラスブールの欧州議会で、係争地ナゴルノカラバフを巡り対立するアゼルバイジャンとの間で年内に平和条約を結ぶ意欲を示し、欧州連合(EU)などに支援を求めた。タス通信が伝えた。

 パシニャン氏はナゴルノカラバフをアゼルバイジャン領と認める用意を表明する一方、和平にはアルメニア領土の一体性の確認が必要だと指摘。「アルメニア政府と議会多数派には和平への意思がある」とし、月末にブリュッセルで開催が見込まれるアゼルバイジャンのアリエフ大統領との会談に期待を示した。

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