LGBTQも障害者も…福井県で10月22日パレード 参加者はカラフル衣装や国旗持参を

さばえダイバーシティパレードの参加を呼びかける「なろっさ!ALLYさばえ」のメンバー=10月12日夜、福井県鯖江市夢みらい館・さばえ

 多様性(ダイバーシティー)のある社会の実現を目指し福井県鯖江市は10月22日、LGBTQなどの性的少数者や障害者、支援者らが市内を練り歩く「さばえダイバーシティパレード」を開催する。市などによると、同様のパレードは県内初。当事者だけでなく、理解者(アライ)の参加を幅広く呼びかけている。多様性を示す虹色のキーホルダーを作るワークショップもある。

 性の在り方に限らず、国籍や人種、宗教などの違い、障害の有無を超え、個性を尊重し合える仲間を増やすのが目的。LGBTQなどの支援団体「なろっさ!ALLY(アライ)さばえ」が企画、運営する。福井新聞社の「サステな!アクションサポートPROJECT」の支援を受けた。

 22日午前9時45分から、鯖江市役所前でオープニングセレモニーがあり、鯖江・丹生消防音楽隊が演奏する。参加者は受け付け時に配られるフラッグに自身の思いなどを書き、同10時15分に出発。消防音楽隊の先導でフラッグを手に市西山公園まで歩く。

 パレードは無料で参加賞付き。事前申し込みは不要。カラフルな衣装着用や国旗持参などを呼びかけている。小雨決行。

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 虹色のキーホルダーを作るワークショップは午前11時台に3回、同公園で行われる。廃棄物を生まれ変わらせた組みひもを使う。各回定員5人で参加費は1人1回千円。申し込みは応募フォームから。

 なろっさ!ALLYさばえの川口サマンサ会長は「国籍や属性を超えて交流したり、悩みを共有したりする場にしたい。当事者だけでなく、多くの支援者や理解者に参加してほしい」と話している。問い合わせは、鯖江市夢みらい館・さばえ内の事務局=電話0778(51)1722。

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