野球とソフトボールがロス五輪に追加決定 MLB公式サイトも伝える

MLB公式サイトのトーマス・ハリガン記者は、2028年にロサンゼルスで開催される夏季五輪の追加競技として、野球・ソフトボール、ラクロス、スカッシュ、クリケット、フラッグフットボールの5競技が選ばれたことを伝えた。世界野球ソフトボール連盟のリカルド・フラッカリ会長は「野球とソフトボールが2028年ロス五輪の競技の一部として承認されたことを嬉しく思います」とのコメントを発表。野球とソフトボールは2024年パリ五輪では開催されず、2020年東京五輪以来の復活となる。

野球が五輪の正式種目となったのは1992年バルセロナ五輪が初めて。そこから2008年北京五輪まで5大会連続で実施されたが、世界的な普及率が低いことなどが原因で、ソフトボールとともに正式種目から外された(ソフトボールが正式種目になったのは1996年アトランタ五輪から)。2020年東京五輪(新型コロナウイルスの影響により開催は2021年)では野球・ソフトボールの両種目で日本が金メダルを獲得。2大会ぶりの開催となる2028年では野球の2連覇とソフトボールの3連覇が期待される。

なお、フラッカリ会長は2028年ロス五輪の野球競技について、MLB機構側からトップ選手の参加を確約する文書を受け取ったことを明らかにしており、MLB機構だけでなく、MLB選手会もそれに合意しているという。もしトップ選手の参加が実現すれば、五輪の野球競技としては初めてMLBの一流選手が参加することになり、大きな注目を集めることは間違いない。日本も大谷翔平(エンゼルス)ら現役メジャーリーガーの参戦が期待できる。ただし、シーズン中断など、どのようにトップ選手の参加を実現するかについては、現時点では不透明だ。

ブライス・ハーパー(フィリーズ)は「MLB機構から許可が下りるのであれば、五輪でプレーしたい」と前向きなコメント。「ロス五輪開催のときには年を取っているから、代表に選ばれるかどうかは分からないけれど、五輪でプレーすることは常に夢だった。五輪は誰にとっても夢の舞台だと思う。特にアメリカで開催されるならね」と五輪への想いを語った。

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