積み立て投資は当たり外れが大きくコストが高いアクティブ型よりインデックス型を選ぶべき理由とは!?【ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門】

コストの安いインデックス投信で分散

本書の「ほったらかし投資」では、シンプルに投資したい資産クラスを選んで、その対象に連動するインデックス投信からコストの安いものを選びます。たとえば、日本株に投資する場合、TOPIX(東証株価指数)に連動するインデックス投信を選びますが、連動するインデックスが同じなら運用成果もほぼ同じです。だったら、差し引かれるコストが安いほうが有利だからです。具体的な投資信託選びについては、5つのポイントがあります。

純資産総額が大きい商品や実績のある商品が安心

長期、分散、積み立て投資では、アタリハズレが大きくコストが高いアクティブ型より、インデックス型で市場の平均をとっていくのがいいでしょう。同じ対象に投資するインデックスファンドはネット証券各社に商品として数多くあるので、そのファンドから信託報酬が0・1%台など安い商品を選ぶというのが最もシンプルな方法です。

ただ、最安商品が複数あったり、2番目3番目に安い商品でもその差は本当にごくわずかだったりもします。コスト以外の面も考えるなら、純資産総額が大きいものや新規設定からある程度年数が経過している実績のあるものが安心です。

純資産総額とは、その投資信託が集めて運用している額の合計で、個々の投資商品の紹介のほか新聞の投資信託ランキングなどでも確認できます。ちなみに2021年8月末時点では、上位10商品が6000億円を超えています。大きければ大きいほど人気のある投資信託といえます。

というのも、投資信託を活用した長期投資のリスクの一つに、投資している投信が途中で運用をやめてしまうこと(途中償還)があります。お金があまり集まらない投資信託は運用会社にとってもうまみがありませんし、採算がとれません。そうした理由で、途中で運用をやめてしまうこともあり得るのです。

市場環境が悪いときに途中償還されて損失を確定させられてしまうと、長期投資の意味がなくなってしまいます。その点、純資産総額が大きく人気のある投資信託を選ぶのが無難です。純資産総額は、これまでの運用実績を記載した説明資料などに載っていますので、確認しましょう。つみたてNISAの対象商品であれば、アレコレと心配する必要はあまりありません。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊

結局、一般NISA・つみたてNISAどっちがいいの?

チェックリストで自分に合う投資を確認!

今や7人にひとりがNISAの口座を持っているといわれていますが、そもそもNISAとつみたてNISAの違いが分からず、どちらを始めるか悩む方も多いのではないでしょうか。

下のチェックボックスにチェックをいれて、自分にあう資産形成を確認しましょう。

□ 投資できる商品が多く、戦略の幅が広い
□ 投資商品は、国の基準を満たした投資運用向け
□ 投資先や投資のタイミングは自分で決めたい
□ 自動で投資してくれて手間がかからないものがいい
□ 投資先を考える時間を節約したい
□ まとまったお金を投資したい
□ 将来を見据えてじっくり投資したい

結果はマネーブックでチェック!

最近よく耳にするNISAやiDeCo。

でもどんなものなのか全く分からないし、商品を選んだり難しそうだから・・・・・・と感じている方も多いはず。

だけど、銀行にお金を預けているだけではなかなか増えないのが現実。

この小冊子では、NISAとiDeCoの仕組みをマンガでわかりやすく解説。

はじめて資産形成をする方や、資金計画の見直しをする方にもお役立ていただける一冊です。

書籍情報:『ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ)

もうお金で困らない、お金の不安を一掃! 知識ゼロ、貯金ゼロでもOK! ムリなく確実に、ほったらかしでドンドン貯まる「iDeCo(イデコ)」と「つみたてNISA(ニーサ)」のしくみと始め方をトコトンやさしく解説しました。いま、話題の「iDeCo」「つみたてNISA」は積み立て投資の最強ツールです。月3万円の積み立てでも、35年後には2700万円に!(年利4%で運用)。ほったらかしで3000万円を貯めるノウハウを存分に教えます。さまざまなシミュレーションのほか、成功例や失敗例、うまくいく「iDeCo」と「つみたてNISA」の始め方、失敗しない商品の選び方、選ぶべき厳選10本など、成功するために知っておきたい知識とテクニックが満載です。キーワードは、長期、分散、積み立て投資。投資に手間や時間をかけない、あてにいかない、予想をしない、なるべく早く初めて、長く続けること。ズバリわかる! ラクして大きく増やす、ズボラさん向けの投資術です。これからお金を増やしたい人、貯めたい人、必読です。

© 株式会社日本文芸社