有事の住民避難対応を協議 松野官房長官、鹿児島知事と会談

鹿児島県の塩田康一知事(右手前から2人目)と会談する松野官房長官(左端)=18日午前、県庁

 松野博一官房長官は18日、鹿児島県庁で塩田康一知事と会談し、台湾有事を念頭に、避難してくる沖縄県の離島住民らへの対応を協議した。政府は鹿児島県を避難者の主要な受け入れ先として見込む。松野氏は「重い負担をおかけするが、政府としても積極的に支援する」と協力を求めた。

 松野氏は「鹿児島の港や空港は万が一の際には、避難住民受け入れのための重要な窓口となる」と指摘。「受け入れ地域までの輸送手段や、一時的な滞在施設確保などの検討を進めてほしい」と依頼した。

 塩田氏は「鹿児島県も離島が多い。国などと連携を図り、国民保護の取り組みを進めたい」と応じた。

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