華やかに時代絵巻 百物揃千人武者行列 日光東照宮

 日光東照宮では17日、秋の大祭のハイライト「百物揃千人武者行列」が行われ、勇壮な時代絵巻が多くの観光客を魅了しました。

 千人武者行列はおよそ400年前に徳川家康の遺骨を現在の静岡県の久能山から日光東照宮に移した行列を再現したものです。この行列は毎年春と秋に行われてきましたが新型コロナウイルスの影響で2020年から3年間、中止されことしの春、規模を縮小して4年ぶりに再開されました。

 この日はコロナ禍前と同じ規模で開催され市民などおよそ500人がよろいかぶとの武者や弓持ち、鉄砲持ちなどの格好をしておよそ1キロの参道を練り歩きました。行列の最後に家康を祭る大きなみこしが登場すると訪れた人たちは家内安全など願いを込めてさい銭を投げ入れたりスマートフォンで撮影したりして華やかな時代絵巻を楽しんでいました。

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