議長用公用車「センチュリー」、49万5千円で落札 「乗らずに眺める」 青森・五所川原市

落札されたセンチュリー

 青森県五所川原市が売却先を探していた市議会議長の送迎用公用車「センチュリー」の入開札が17日、市役所であり、ただ一人札を入れた六ケ所村の山林経営木村良雄さん(75)が予定価格と同じ49万5千円で落札した。

 若いころ自動車の整備や販売に従事し、自動車整備工場を経営したこともある木村さん。自称「車のプロ」で、センチュリーは既に1台保有しているという。

 新たな1台は走行距離が17万キロを超え、車検も切れているが、木村さんは「状態はいい。センチュリーは国内最高峰の車。ぴかぴかにして、乗らずに眺める」とうれしそう。市管財課の担当者は「落札されて一安心」と胸をなで下ろしていた。

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