首相、連合芳野会長と面会 「賃上げの継続必要」

首相官邸に入る岸田首相=18日午前

 岸田文雄首相は18日、連合の芳野友子会長と官邸で面会し、今年の春闘で達成した30年ぶりの高水準の賃上げを来年も持続させることに意欲を示した。「継続した賃上げが必要だ」と述べた。芳野氏は春闘に際し政府、労働団体、経済界による政労使会議を3月に開いたのが「効果があった」として謝意を伝えた。芳野氏が首相に要請し、8年ぶり開催にこぎ着けた経緯がある。

 首相と連合会長が労働政策を協議する「政労会見」の開催調整もこれまで議題になってきたが、この日の面会では話題に上らなかったという。

 首相は5日開かれた連合の定期大会に、自民党政権の首相として16年ぶりに出席した。

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