インモービレにサウジ行き報道も…ラツィオ会長は売却の意思なし「誰を売りたいとも思っていない」

[写真:Getty Images]

ラツィオの会長であるクラウディオ・ロティート氏が、イタリア代表FWチーロ・インモービレ(33)売却の噂を否定した。

2016年に加入して以来、ラツィオのエースとして3度のセリエA得点王にも輝いたインモービレ。今夏にはサウジアラビアからの関心がありながらもクラブにとどまったが、今シーズンはセリエAで7試合に出場しながら2ゴールにとどまり、まだ本来のパフォーマンスを発揮できていない。

そんな中、インモービレにはサウジアラビア移籍の噂が再燃。夏にも関心を寄せていたアル・シャバブが来年1月の移籍市場で再びオファーする可能性があり、本人も中東行きを選択肢に入れているようだ。

これについて、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などはラツィオもインモービレ売却を検討中と報道。相応のオファーが届けば、主将の売却に応じる可能性があると伝えていた。

しかし、ロティート氏はイタリア『Il Messaggero』で報道を否定。クラブにインモービレ売却の考えはなく、選手との契約もまだ残っていることを強調している。

「サウジアラビアからのオファーについて、我々は何も知らない。誰かに何かを聞かれたこともないのだ。そして、我々とチーロの間で問題があると感じたことは一度もない」

「インモービレは2026年まで契約を結んでおり、クラブは彼が去ることに関心を抱いていない。(タティ・)カステジャノスとの関係についても、緊張などはないと聞いている。チーロは彼を息子のように扱っているからね」

「オファーや要求がないのだから、それを評価することもないだろう。たとえ彼が去る可能性がわずかにあったとしても、我々には何も言ってきていない。そして我々は、誰を売りたいとも思っていないのだ」

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