秋田県由利本荘市の住宅敷地内で計3人の遺体が見つかった事件で、焼けた住宅2階の居室の床から、灯油系の成分が検出されたことが18日、県警への取材で分かった。居室では全身にやけどを負った遺体が発見されており、県警はこの部屋で暮らす次男の可能性があるとみている。
県警によると、この遺体の近くで、焼けた状態のライターのようなものが2個見つかった。司法解剖の結果、失血死で、近くには刃物もあった。県警が詳しい状況を調べている。
3人は9日に見つかった。残る2人は住人の男性(66)と長男(38)で、住宅敷地内の空き家とみられる別の建物内で発見された。頭部を鈍器で殴られ死亡したとみられる。