倒木が相次ぐ「平和大通り」 新たに13本を伐採へ 8月に木が倒れ 点検で問題確認

広島市の平和大通りで、8月に木が倒れたことを受けて実施した樹木の点検で、新たに40本に何らかの問題があることが確認されました。

平和大通りでは、8月、緑地帯に植えられていた高さ約7メートルの「トチノキ」が倒れ、近くのベンチを直撃しました。木の腐食した部分からシロアリが侵入し、強度不足になったとみられています。

これを受けて広島市は、平和大通りの緑地帯や歩道にある1769本について、樹木医が枝や葉も含めた木全体の状態をチェックする点検を実施しました。

その結果、すぐに倒れる危険性はないものの、木の健康状態=樹勢の回復が見込めないものが13本。幹の一部にシロアリに食べられたこん跡や空洞や腐食の可能性がある木が27本見つかったということです。

広島市は、樹勢回復が見込めない13本については10月中に伐採を終えるほか、幹に問題のある27本についても、経過の観察や詳しい調査などをすることにしています。

平和大通りでは、3月にも高さ16メートルの木が倒れ、広島市は倒木の危険がある31本を伐採しています。

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