二宮和也「自分史上最高値の“ありがとう”が出た」と自画自賛『アナログ』大ヒット御礼舞台挨拶

©︎2023「アナログ」製作委員会 ©︎T.N GON Co., Ltd.

ビートたけしによる原作小説を、主演に日本を代表する実力派俳優・二宮和也、ヒロインに波瑠を迎え映像化した映画『アナログ』が、現在大ヒット上映中。

10月17日(火)には、本作の大ヒットを記念して、二宮と共演の高橋惠子、タカハタ秀太監督登壇による大ヒット御礼舞台挨拶が都内の映画館で行われた。イベントでは、公開初日からおよそ10日を迎えた感想や届いた反響について、本作で母子を演じた二人が、親子の関係や愛を語ったほか、高橋から二宮へ、大ヒットを祝して花束が贈られた。

愛する人を想い続ける心に、涙する

二宮和也演じる主人公の悟と、波瑠演じる携帯を持たない謎めいた女性・みゆき。喫茶店で出会ったふたりが交わした、たったひとつの大切な約束「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく…。2人の恋愛を通じて描かれ、コロナ禍を経た今だからこそ実感する“会うこと”の大切さ。本作は、いつの時代も変わらない愛の原点=〈大切な人にただ会える喜び〉を描いた、この秋一番の感動作。

二宮和也が自画自賛!「自分史上最高値の“ありがとう”」

二宮は嬉しそうに手を振りながら、全国に向かってご挨拶。悟(二宮)の母・玲子を演じた高橋とは初共演となったが、「本当にずっと見ていた先輩。僕は素直に演じさせていただきました」と親子役に手応え。一方の高橋は「スクリーンやテレビで拝見して、ちょっと会ってみたい人だな、話してみたい人だな、面白そうな人だなと思っていました」と二宮の印象を明かし「すぐに親子になれたので流石だなと。撮影日数約1.5日で親子になれたのは二宮さんのお陰です」とこちらも親子役にしっくり来ていた模様。

ヒロインのみゆきとの恋だけでなく、本作には多くの“愛”が描かれており、悟と玲子の親子愛もその一つ。二宮は「手前味噌な話で申し訳ないけれど、どこからも出ないので僕から言いますが」と前置きしつつ、病室で母・玲子に感謝を伝える場面に触れて「あの時の『ありがとうございます』が自分史上で最高値を叩いているなと思った。完成作品を観た時に『あれ?彼何?やるじゃない。彼なんていうの?次使っちゃおうかな?』と。最高値の『ありがとう』が出ました」と自画自賛。するとタカハタ監督も「僕も現場でガッツポーズが出ました」と二宮史上最高の「ありがとう」だと認めていた。

また二宮はSNSでの反応について、「母・玲子さんと一つのどら焼きを二人で食べようとして分けるシーンについて『小さい方を渡すんかい!』と書かれていた」と明かすと、高橋からは「小さい方を渡すのは思いやりです。だって入院している身ですよ?食べやすいようにあえて。大きい方を渡されてもねえ」とフォローされて、二宮は「そうですよね!あれは愛情ですよ!」と援軍を得て嬉しそうだった。

二宮とタカハタ監督は、今朝から大阪と名古屋で2回ずつ、計4回の舞台挨拶に参加してきた。全く疲れを見せない二宮はこの回の舞台挨拶が全国102スクリーンに中継されていることを知ると、「大阪と名古屋の舞台挨拶は凄く楽しかったです、楽しかったですけど…帰ってきたらその何十倍というスクリーンに繋がっているという。ウルトラCでした」と言って観客を笑わせていた。

そんな弾丸舞台挨拶を頑張った二宮とタカハタ監督に、大ヒットのお祝いもかねて高橋からサプライズで労いの花束を贈呈。高橋から「素晴らしい悟を演じてくださってありがとうございます」というメッセージと共にブルーの花束を受け取った二宮は「ありがとうございます!ブルーでまさに『アナログ』っぽい」としみじみ喜んでいた。

最後に二宮は、「心が温かくなる瞬間がいくつもある映画です。悟も含めて平凡な人たちが出てきますが、この作品を通して平凡は非凡ではないと改めて感じることが出来ました。今日はお母さんといるから余計に思いますが、伝えたいことは伝えておかなければいけないなと思いました」と実感。さらに「10月17日の今日は、わたくしの実の母親の誕生日です。『おめでとう』と伝えたら、『ありがとう』の5文字だけで…。さぞかしお忙しいんだろうなあ!」と報告して爆笑をさらっていた。

『アナログ』は絶賛公開中

© ディスカバリー・ジャパン株式会社