テロ事件に巻き込まれたスウェーデンサポーター…リンデロフも沈痛「彼らは僕らにとって大切な存在」

[写真:Getty Images]

スウェーデン代表のDFビクトル・リンデロフは、サポーターが銃撃されるテロ事件に言及した。イギリス『ミラー』が伝えている。

テロ事件が発生したのは16日。この日はユーロ2024予選のベルギー代表vsスウェーデン代表が行われていたが、開催地だったブリュッセルでスウェーデン代表サポーターと見られる2名がテロリストの銃撃を受け、命を落とす事件が発生した。

ハーフタイム中に事件発生を知ったスウェーデン側は、試合中止を要望。ベルギー側がこれを受け入れたことで、試合は1-1のまま中止とする措置がとられることになった。なお、スタジアムに集ったスウェーデン代表の選手やサポーターは、安全上の理由から深夜までスタジアムに留まることになったという。

この試合に出場していたリンデロフはスウェーデン『Fotbol Skanalen』のインタビューに応じ、中止に至るまでの経緯を説明。また、サポーターは自分たちにとって大切な存在だとし、沈痛の想いを吐露している。

「まず、チームメイト同士でどう思っているかを話し合い、それからベルギーの選手たちと話したいと思った。僕たちはもうプレーを続けたくないとはっきり伝えたよ。ベルギーの選手たちも、それに完全に賛同してくれた」

「家族や友人がスタジアムに来ていた選手もいたし、サポーターを大事にしたかった。家族や友人のいた選手たちは彼らと直接連絡を取りあい、安否を確認して安心できるようにしたかったんだ。みんな不安を感じていたけど、セキュリティチームがここは安全だとしっかり説明してくれたよ」

「この事件については、言葉もない。サポーターは僕らにとって大切な存在なんだ。彼らには元気でいてほしいし、安全であってほしい」

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