サイクリング聖地の崇明島で2023年UCI女子ワールドツアー

ツール・ド・チョンミンアイランド

AsiaNet 100409(1343)

【上海2023年10月16日新華社=共同通信JBN】2023年国際自転車連合(UCI)女子ワールドツアーのシティーサーキットレース、ツール・ド・チョンミンアイランド(崇明島)のファイナルステージは、ライダーが理想のランキングを目指す最後の機会でした。

大会終盤の第3ステージ、崇明ステージ、シティーサーキットレースは午前11時40分、公式にスタートしました。レース中、ライダーはほぼ大集団で走行し、残り28キロ地点で探索的なブレークスルーが何度もありました。

最後のマイルに入ってチームスプリンター全員が所定の位置にそろい、ラストスパートでアラブ首長国連邦(UAE)チームADQ所属で緑ジャージーのConsonni Chiara選手がさらに見事なパフォーマンスを見せて先頭ダッシュ、フィニッシュラインを通過してチャンピオンシップを獲得しました。彼女の個人総合スコアもトップに上がり、黄色のリーディングジャージーを身に着けました。

このようにして、今年のツール・ド・チョンミンアイランドは終わりました。上海崇明区人民政府新聞弁公室(Information Office of Shanghai Chongming District People's Government)によると、2003年以降サイクリングは崇明のブランドネームになり、ライダーから“サイクリングの楽園”とも見なされる中国初のサイクリングテーマパークはこの島にあります。

第1ステージのチャンピオン、Mylene De Zoete選手は「エコロジカルな島では、自然環境とサイクリングがまさに相互補完しています」と述べました。

「率直に言って、レース全体を通して、途中の美しい景色を本当に楽しんでいます」

中国唯一の複数日ツアー、また、2024年パリ五輪の予選イベントである今年のツール・ド・チョンミンアイランドには、世界トップ女子サイクリングの18チームが集まりました。

上海スポーツ局のLuo Wenhua副局長は、ツール・ド・チョンミンアイランドがツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどのイベントと同じレベルにあると述べています。

3日間の大会で、全ステージの総走行距離は349.8キロになりました。ルートは崇明の幹線道路と長江大橋を含んでいます。大会中、出場者は世界クラスのエコロジカルな島、崇明島の魅力を体験しました。

China Cycling Association(中国サイクリング協会)のSun Weimin副会長兼事務局長は「今年のルート選定に関しては、崇明区の自然生態系と都市開発の調和的統合を全面的に反映しています」と話しました。

大会は大観衆を引き付けました。父親に連れられたLi Xiwen君は3日間の大会で毎日、ゴールラインでスプリンターに会いました。6歳の少年はエキサイティングなレースやサイクリングスポーツに大きな興味を示しました。

Wang Weidongさんは14日、最もエキサイティングな瞬間を求めて息子とともにゴールラインで待機しました。「12日と13日は自宅で生中継を見て、今日は現場にやって来ました」

Wangさんは「2024年パリ五輪のポイントストップとして、崇明島のイベントはレベルがとても高いと聞きました」と言っています。

Li Jun崇明区長は、サイクリングが環境に優しく、低炭素、グリーンでファッショナブルなスポーツイベントで、崇明エコロジカル島の自然環境と密接に一致しています、と述べました。

Li区長は「男子の全国ロード選手権から女子の全国ロード選手権、そしてワールドツアーまで、崇明のサイクリングイベント開催レベルは進歩し続け、その影響力は拡大し続けています」と話しました。

現在、413キロの自転車緑道がつながっています。Chenjia Town(陳家鎮)は国家体育総局から、サイクリングをテーマとするスポーツ性の高い街に指定されています。

ソース:Information Office of Shanghai Chongming District People's Government

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