新宿中村屋、梅田で無料の麻婆豆腐&カレー「全国に広めたい」

明治34年に東京で創業した老舗食品メーカー「新宿中村屋」が、ポップアップレストランを大阪・梅田の「ハロルドカフェ」(大阪市北区)にて期間限定オープン。10月18日〜21日の4日間、麻婆豆腐とカレーが計2500食無料配布される。

新宿中村屋の「インドカレー ビーフスパイシー」と「本格四川 コクと旨み、ひろがる麻婆豆腐」(左)が無料提供される

インドカレーや中華まん、お菓子などで知られる同社は、インド人直伝のインドカレーを日本人の口にも合うように改良したオリジナルカレーを開発。昭和2年、レストランを新宿にオープンした。以降96年もの長きに渡って愛され続けている。その技術を活かして2001年にはレトルト食品市場にも参入。シェフが直接開発や製造に関わるなど、料理人目線で作られた質の高い味わいに定評がある。

そんななか、レトルト商品「麻婆豆腐の素」発売20周年を記念したのが、期間限定でオープンする『新宿中村屋 無料スパイス料理レストラン』だ。大阪での開催に至った理由については、「社名の通り、これまで当社の売上の7割は首都圏でした。カレーに親しみがあるグルメな街・大阪で今回のイベントを開催し、全国にも知ってもらうきっかけになれば」と、同社の食品企画部・部長の平山幹夫さん。

今回の試みは、「麻婆豆腐の素」の発売20周年を記念して開催される

提供されるのは看板商品で一番人気の「インドカレー ビーフスパイシー」と、本場・四川から取り寄せた豆板醤を使った「本格四川 コクと旨み、ひろがる麻婆豆腐」の2種。どちらもしっかりとスパイスの香りや刺激がしっかりと効いた本格的な味わいで、スパイス料理好きの関西人にも人気となりそうだ。

初日の18日に堺市から訪れた男性は、「チラシを見て来ました。大阪人なので正直馴染みはなかった。東京に住んでいたこともあるけど、レストランに行ったことなくて、どんな味かなと。今度、東京でも行ってみたい」と期待の言葉を述べた。

『新宿中村屋 無料スパイス料理レストラン』は、「ハロルドカフェ」にて開催中。期間は10月18日〜21日まで、営業時間は朝11時〜昼3時(LO2時半)、夕方4時〜夜7時(LO6時半)。飲食後はアンケートの回答が必須となる。

取材・文・写真/野村真帆

『新宿中村屋 無料スパイス料理レストラン』

期間:2023年10月18日(水)〜21日(土)
時間:11:00〜15:00(LO14:30)、16:00〜19:00(LO18:30)
住所:ハロルドカフェ(大阪市北区中崎町西2-4-20 チェルシーマーケット内)

© 株式会社京阪神エルマガジン社