メキシコとドローのドイツ、ナーゲルスマン監督はアメリカ遠征振り返り「間違いなくポジティブ」

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督[写真:Getty Images]

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が、アメリカ遠征を振り返った。ドイツサッカー連盟(DFB)が伝えている。

現在アメリカへ遠征中であり、14日に行われたアメリカ代表戦ではナーゲルスマン監督の初陣を勝利で飾ったドイツ。17日に行われたメキシコ代表との国際親善試合では、DFアントニオ・リュディガーのゴールで先制しながら守備の乱れもあり逆転を許す厳しい展開に。それでも、途中交代で入ったFWニクラス・フュルクルクが同点ゴールを挙げると、その後はオープンな展開になりながらもお互いにチャンスを活かせず、2-2のドローに終わった。

就任後2連勝とはならなかったナーゲルスマン監督だが、アメリカ遠征では良い収穫があったと振り返っており、守備の改善も含めこれから大きく向上できると自信を示している。

「アメリカ遠征は間違いなくポジティブだったと思う。私はロッカールームでチームに『我々は成功すると確信している』と話した。今回に限れば、うまくいったことも、そうでないこともあったと考えている」

「これまで私はチームのことを知らず、ここで感覚を掴みたかったんだ。その結果は非常にポジティブだった。このチームできっと成功できると思っているし、11月の代表ウィークが楽しみだ」

「これほど迅速に物事を実行できるチームを、これまで指導したことはない。だからこそ、私は非常に楽観的になれる。チームの姿勢をとても気に入ったし、心配はない。宿泊していたホテルでもピッチでも、完全な団結が見られた」

「我々は攻撃の仕方を考えることで、守備を助ける必要がある。そして、攻撃を受ける回数を少なくしていくことが鍵になるだろう。私は数学が得意ではないが、攻撃を3回しか受けなければ、10回受けるより失点の可能性は低くなる」

「ニクラス・ジューレはブンデスリーガでも最高の選手の一人であり、我々も彼なしではやっていけない。直近のリーグ戦4試合では27分しかプレーせずリズムを欠いていたが、そのうちペースを取り戻せるだろう。全体的に見て、問題のあるポジションは見当たらないと思っている」

「ここからは、どうやって選手と連絡を取れるか考えている。クラブの監督たちを巻き込むつもりはないが、顔を合わせない段階でも対策するため、我々は見てほしいものを彼らに送るつもりだ」

「我々は大きなトーナメントについてだけ考えるのではなく、あらゆる手段を使って自分自身を成長させ、すべての試合に勝つように努める必要がある。そして、ロッカールームでは我々が望むムードを作りたい。このチームでプレーするのが楽しいと、選手が思えるようなムードをね」

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