日大アメフト部員逮捕複数に 厳正に対処と大学

 日本大学アメリカンフットボール部員から麻薬及び向精神薬取締法等特例等に関する法違反容疑で18日までに2人目の逮捕者が出た。日大は「同部部員が新たに逮捕されたことは誠に遺憾。薬物使用の有害性・危険性・反社会性は明らかであり、確認した事実関係等を踏まえて厳正に対処する」とのコメントを発表。停学処分や退学処分などの対応を視野に対応をするのか、薬物使用に対する大学の対処姿勢が注視される。

 日大では今年8月に3年生の部員が逮捕され、麻薬取締法違反罪で起訴されている。文科省からはこの事案に関して学校法人としての判断や対応の問題点を検証し、報告するよう求められており、8月24日に第三者委員会を設置し、調査を続けていた。10月中に報告書を提出するとしている。

 日大は最初に学生が逮捕された際には学生寮で起こっている犯罪にも関わらず「個人の犯罪」と断定し、アメリカンフットボール部の学生寮が2度目の家宅捜索を受けて初めて学生寮を閉鎖、短期で部活動停止処分を解除したものを9月1日、改めて無期限部活動停止処分にした。今回逮捕されたのは4年生の男子部員で、先の学生と寮で同部屋だった。薬物使用による逮捕者はさらに増える可能性もある。(編集担当:森高龍二)

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