CSファイナル 広島カープ・小園海斗「積極的にミス恐れずにやる」 天谷宗一郎さんが選んだ “キーマン”【クライマックスシリーズ】

RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんが、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの “キーマン” として挙げた 秋山翔吾 選手は、第1戦目にサヨナラ打、2戦目で広島カープの勝ち抜けを決定づける犠牲フライを放った。18日(水)からのファイナルステージで天谷さんが、“キーマン” として挙げたのは、若き 小園海斗 選手だった。新井貴浩 監督の言う「全員野球で高校球児のように戦う」姿を見せることができるか。

広島カープ 小園海斗 選手
「やっぱり積極的にミスを恐れずやるのが、ぼくの持ち味だと思うので、そこを忘れずにやっていけたらなと思っています」

積極果敢なバッティングと攻めの守備で輝きを放つ 小園海斗 。シーズン後半、主力のけがによる離脱が相次いだ新井カープを攻守で支えました。

小園海斗 選手
「出ていた選手がいなくなるっていうのは本当にチーム的にも気持ちが落ちるというか、でも周りでしっかりカバー、若いやつでカバーとコーチからも言われたりとか、いろいろあったので、そこで1つ粘ることができたので貢献できたんじゃないかと思います」

小園は、9月以降の打率が.365。1試合4安打の固め打ちも2度記録しました。

一方で、今シーズンの収穫については、調子がよくない日の打席での工夫だと分析します。

小園海斗 選手
「打席の中での考え方も、こうしようかな、ああしようかなと入る前に考えたりっていうのをいろいろしていますし、狙い球を変えたりとかっていうのはあります。打率が残っているのは、なんとか1本ずつ(ヒットが)出ているのがいいのかな、成長できているところかなというのはあると思うので、4打数1安打とか3打数1安打とかが増えたのかなとは思います、だいぶ」

8月からは3番の出場が多かった小園。チームの勝敗に直結する打席も増えました。

小園海斗 選手
「特に野間(峻祥)さんとか、ぼくが3番のときに野間さんが2番なので『チャンスでおまえ、頼む』とか小声で言われたりとかもあるので、けっこうプレッシャーを感じながらできているシーズンかなとは思います」

小園のバットにも期待せずにはいられません。

小園海斗 選手
「シーズンとは違うような雰囲気でぼくも初めての経験になるので、どうなるかわかんないですけど、本当に何か1つ貢献できるように今、出させてもらっているんので結果を出せるようにとは思っています」

プロ入り5年目で初めてのクライマックスシリーズ。3連覇を経験する先輩を頼りながら家族一丸で挑みます。

小園海斗 選手
「一発勝負ではないですけど、本当にそんな感じのイメージもありますし、緊張感もあるんですけど、今のいい緊張感といったらおかしいけど、そのままに入っていけたらいいんじゃないかなと思うので。いろんな経験をしている方もいるので、本当にいろいろ聞いたりもできるかなと思う。そこは利用できたらいいんじゃないかなと思います。優勝したいですね。日本一を獲りたいと思っているので、まだまだ力はないですけど、成長できるように1試合1試合ずつ戦っていく中で成長できたらいいかなと思っています」

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