藤井聡太、将棋の竜王戦2連勝 八冠後、初のタイトル防衛戦

将棋の第36期竜王戦7番勝負第2局で伊藤匠七段に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太竜王=18日夜、京都市

 将棋の第36期竜王戦7番勝負第2局は17、18の両日、京都市で指され、先手の藤井聡太竜王=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が107手で挑戦者の伊藤匠七段を破り、対戦成績を2勝0敗とした。藤井竜王は11日に史上初の全八冠独占後、初のタイトル防衛戦を勝利で飾った。

 年内のタイトル戦は竜王戦が最後で、年明けに王将戦7番勝負、続いて棋王戦5番勝負が始まる。藤井竜王は今期、竜王戦3連覇が懸かり、伊藤七段はタイトル初挑戦で奪取を目指す。第3局は25、26日に北九州市で行われる。

 終局後、藤井竜王は「今まで通り集中して指せた。良い状態で臨めるよう調整したい」と話した。

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