アーセナルのアルテタ監督が指導してきた “自身の後継者”となりうる4選手とは?

写真:現状、アルテタは“解任”の文字とは縁遠いが……

これまでアーセナルのミケル・アルテタ監督が指導してきた選手の中に、自らの“後継者”となりうる人物がいたかもしれない。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

今夏にレヴァークーゼンに移籍したスイス代表MFグラニト・ジャカは、そのリーダーシップをドレッシングルームやピッチ上で発揮していた。彼はすでにコーチライセンスを取得しており、アルテタにこう“警告”を送ったそうだ。「私はライセンスを持っている。(その座を奪われないように)気をつけて」

アーセナルのドキュメンタリー番組『Inside Hale End』のエピソード6では、元ポルトガル代表DFセドリックがコーチライセンスを取得するまでの道のりが紹介されている。イングランド代表GKアーロン・ラムズデールによると、セドリックは自身のことを“未来のペップ”と称していたそうだ。

エジプト代表MFモハメド・エルネニーも候補の一人だ。現在のアーセナルで最も在籍期間が長いエルネニーは、すでにこのクラブでキャリアを終える意向を示している。彼の父はこう語っている。

「クラブの仲間たちや経営陣からも愛されている。将来はアーセナルの監督になるだろう」

イタリア代表MFジョルジーニョは、現役選手でありながら、まるでコーチのような振る舞いを見せている。彼は指導者の道への興味を問われてこう語っている。

「正直なところ、将来的にはいい選択肢になるかもしれないと思っていたんだ。でも、プレーするだけでも忙しいのに、監督やコーチになったらもっと忙しくなる。ずっと分からないと思っていたけど、この年齢になって考えが変わってきたのかもしれないね」

2019年12月にアルテタが監督に就任して以降、アーセナルは大きく飛躍した。しかし周知のとおり、近年のプレミアリーグは監督交代のサイクルがますます短くなり、解任は常態化されている。

アルテタの現行契約は2024-25シーズン終了までとなっているが、その契約が更新されなかった時、あるいは不幸にも解任という事態に陥った時、アルテタの教え子4人のうちの誰かがその後継者となるかもしれない。

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