鎌倉女子大、中等部と高等部を男女共学化 少子高齢化の影響で26年度から

2026年度から共学化される鎌倉女子大中等部・高等部=鎌倉市岩瀬

 学校法人鎌倉女子大学は18日までに、同女子大付属の中等部と高等部(鎌倉市岩瀬)を2026年度から、男女共学化することを決めた。女子校のままでは少子高齢化の影響で生徒が確保できず、集団教育が難しくなると判断した。幼稚部と初等部は以前から男女共学で、大学と短大は今後も女子大として継続する。

 同法人によると、中・高等部を対象にしたアンケートで「女子校という理由で入学した」との回答が直近3年間平均で中等部は4%、高等部は3%にとどまったという。「感謝と奉仕に生きる人づくり」という建学の精神は男女問わず共通の教育課題で、共学化しても継承できると判断した。

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