ドバイで開催されたUBBF 2023のIntelligent IP Network Summitは大成功

【ドバイ(アラブ首長国連邦)2023年10月18日PR Newswire】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催された第9回UBBF 2023で、「Net5.5G Continuous Innovation, Boosting New Growth(Net5.5Gの継続的イノベーション、新たな成長の促進)」をテーマに掲げたIntelligent IP Network Summit(インテリジェントIPネットワーク・サミット)は、世界中の権威ある組織の大手キャリアやアナリストが集まり、データ通信の業界および標準規格の発展について議論するための絶好の舞台になりました。またキャリアは、Net5.5Gトランスポートネットワークの進化と業界デジタルネットワークにおける革新的な商慣行を共有することもできました。

AIアプリケーションは爆発的に成長しており、人々の生活様式に大きな影響を与えています。同時に、企業はデジタルからインテリジェントへと急速に転換しています。インテリジェントな世界の主要なインフラストラクチャーとして、データ通信ネットワークは絶え間ないイノベーションとエボリューションを遂げています。ファーウェイ(Huawei、華為技術)のデータ通信製品ラインは、業界団体やキャリアとともにサミットの機会を利用して、トランスポートネットワークがどのように進化し、継続的なイノベーションを通じて新たな価値を生み出すかについて話し合いました。

Omdia ConsultingのMark Oliver副社長は講演の冒頭で、ネットワークに対する消費者の要求が2030年までに飛躍的に高まり、消費者はネットワークの品質と信頼性をより重視するようになるだろうと指摘しました。小売、教育、ヘルスケア、金融業界などの企業は、IoTやAIテクノロジーを使用して業務を自動化するでしょう。インテリジェント時代の到来を受け、ネットワークはそれがもたらす新たな課題に対処する必要があります。企業がインテリジェントな変革を迅速に実装できるようにするには、IPトランスポートネットワークにさらなるイノベーションが必要です。このようなネットワークは、高いコンピューティング能力、低レイテンシー、高帯域幅、高信頼性、高セキュリティー、高度な自動化を提供でき、アジャイル、コンバージド、グリーンでなければなりません。

ファーウェイのデータ通信製品ライン担当バイスプレジデントであるZuo Meng氏は「Building a Net5.5G-oriented IP Converged Transport Network(Net5.5G指向のIPコンバージドトランスポートネットワークの構築)」と題した講演を行いました。その中で同氏は、IPトランスポートネットワークは400GEのメトロネットワークと800GEのバックボーンネットワークを特徴とする新時代を迎え、Net5.5G時代にはモバイル、ホーム、エンタープライズ、キャンパスのユーザーにユビキタスな10Gbps接続を提供すると予想しました。最先端のIPトランスポートネットワークは、コンバージドトランスポートだけでなく、差別化されたサービス保証も提供し、その結果、さまざまなサービスの差別化されたネットワーク要件を満たすことができなければなりません。ファーウェイのデータ通信製品ラインは、400GEおよび800GEインターフェース技術、ネットワークスライシング、ネットワークデジタルマップなどでイノベーションを継続し、世界のキャリアに最先端のトランスポートネットワークソリューションを提供して、キャリアのビジネスの成功を支援してきました。キャリアは、ハイエンドルーターのNetEngine 8000シリーズを含むファーウェイの製品から多大な恩恵を受けることができます。これらの高性能かつ省エネルギーのデバイスは、すべてのサービスをサポートするだけでなく、あらゆるシナリオに導入できます。また、新しくアップグレードされたNetEngine 8000 M14、F8、Xシリーズは、容量とエネルギー効率の点で大幅な向上を実現し、キャリアのネットワーク構築に最適なTCOソリューションを提供します。

MTN South AfricaのCenter of Excellence幹部であるVaughn David Naidoo氏は、MTNがAmbition 2025戦略を発表し、2021年にDICT変革を開始したことを明らかにしました。MTNは、率先して業界指向のインテリジェントクラウドネットワーク構築を完了し、究極の体験を提供するワンストップのデジタルサービスを企業顧客に提供しています。通信会社のネットワークは、迅速な配信、リソースの可視化、自動最適化などの主要な機能を提供し、企業がデジタルトランスフォーメーションを迅速に達成できるように支援しています。

Telecom Argentinaはアルゼンチンの大手キャリアです。同社のサービス保証マネージャーであるLeonardo Gabriel Di Pilato氏は、Telecom Argentinaが家庭用ブロードバンドユーザーのプレミアム体験の向上に注力していると述べました。FTTHの導入がさらに普及するに伴い、ホームユーザーはネットワーク体験に対してより高い要件を突き付けるようになりました。Telecom Argentinaは、ファーウェイとの徹底した共同イノベーションによって、バックボーンネットワークに400GEテクノロジーを広範囲に導入し、ネットワークの輻輳を大幅に緩和しました。また、革新的なインテリジェントBRASソリューションを適用することにより、キャリアのネットワークは受動的な対応からプロアクティブなO&Mへと移行しました。これによって、家庭用ブロードバンドユーザー体験が向上し、市場の急速な成長を促進する上で大きなメリットがもたらされました。

ファーウェイの首席IPプロトコル専門家であるRobin Li氏は、IPv6 Enhancedの最新の進展と応用について講演し、IPネットワークの発展について体系的に詳しく説明しました。同氏は、データ通信ネットワークがIPインテリジェントネットワークの新時代を迎えていると述べました。IPv6 Enhancedは、ネットワークの潜在能力を引き出し、ネットワークをインテリジェント化するための最良の選択肢です。Robin氏はまた、SRv6、ネットワークスライシング、IFIT、APN6など、IPv6 Enhancedテクノロジーファミリーの主要技術の利点、商用展開の進捗状況、価値についても説明しました。

UBBFは、国際電気通信連合(ITU)とファーウェイが共催する世界最高レベルの固定ネットワーク・サミットです。これは、Net5.5Gトランスポートネットワークの進化について話し合い、業界ネットワークのデジタルトランスフォーメーションにおけるキャリアの業務内容を共有するために、関心のあるすべての関係者を集め、それによって世界のキャリアが新しい市場を開拓できるようにすることを目的としています。

ソース:Huawei

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