ハワイアン航空、ユナイテッド航空の羽田発着枠割当申請に反論

ハワイアン航空は、ユナイテッド航空による羽田空港の深夜早朝発着枠の割当申請に反対する回答書を提出した。

ハワイアン航空は改めて、東京/羽田〜ホノルル・コナ線に合わせて週7往復を割当られている深夜早朝枠を、冬スケジュール中すべて使用せず、段階的に増便を行っていくことを主張した。航空券の販売は10月17日から開始している。

ハワイアン航空は、90日間使用されなかった発着枠は休眠とみなされ、割当が自動的に失効するとの条件を遵守し、6か月以内に完全に使用を再開するとの見通しを示している。アメリカン航空がコロンビア市場で行った、発着枠の確固とした使用計画を提示していることをもとに、スピリット航空の発着枠の申請が却下されたことを例に挙げ、ハワイアン航空が運航計画を示していることから、ユナイテッド航空の発着枠の割当申請を却下することを求めた。

日本とハワイ間の流動は日本発が圧倒的に多く、需要は回復途上にあり、約50%の利用者が出発90日前以前、約69%の利用者が出発60日前以前に予約していることから、ビジネス需要が高く、アメリカ発の需要が大きい羽田とアメリカ本土を結ぶ路線と対称的であるとした。

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