ニューカッスル、違法賭博問題で渦中のトナーリに関する声明…「今後もクラブの全面的なサポートを受ける…」

クラブからの全面サポートが伝えられたトナーリ[写真:Getty Images]

ニューカッスルは18日、違法賭博問題で渦中のイタリア代表MFサンドロ・トナーリに関する公式声明を発表した。

ユベントスのイタリア代表MFニコロ・ファジョーリやアストン・ビラのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロらと共に違法賭博問題の渦中にあるトナーリ。

直近のイタリアサッカー連盟(FIGC)による取り調べや、代理人の証言によってギャンブル依存症や、ミラン在籍時に自身に出場資格がない試合で賭けを行ったなど衝撃的なエピソードも明らかにされているなか、所属元のニューカッスルが同選手の現状に関して公式声明を発表した。

「ニューカッスル・ユナイテッドは、サンドロ・トナーリが違法賭博行為に関連してイタリア検察庁とイタリアサッカー連盟(FIGC)の捜査対象であることを認めます」

「サンドロは捜査に全力で取り組んでおり、今後もあらゆる関係当局と協力していきます」

「彼と彼の家族は今後もクラブの全面的なサポートを受けることになります」

「現在進行中のプロセスのため、サンドロとニューカッスル・ユナイテッドは現時点でこれ以上のコメントをすることができません」

今回の一件では違法賭博による出場停止処分は最大3年になると見られていたなか、司法取引を行い、捜査に全面協力したファジョーリの出場停止期間は7カ月で決定し、トナーリも同様の司法取引を行うことになる模様。

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現時点でトナーリの出場停止処分の期間を予測するのは難しいと結論づけているが、状況を踏まえると1年間の出場停止や5カ月に及ぶ代替治療、公的な場への出頭などが義務付けられる可能性があるとのことだ。

なお、ニューカッスルは今回のトナーリの一件との関連は不明だが、18日にイアン・ミッチェル氏を心理学科長として招へいしたことを発表。

過去にイングランドの複数クラブやイングランドとウェールズの両協会でスポーツ心理学のスペシャリストとして働いていた経験を持つ同氏は、ギャンブル依存症を専門としているわけではないが、様々なメンタル面の問題を抱えるニューカッスルのファーストチームやアカデミーの選手たちのメンタルケアに務めることになるようだ。

© 株式会社シーソーゲーム