ホイルンドがサンマリノ陣営と衝突…「標的にされた」とラフプレーに憤るも、相手は「容認できない」と得点後振る舞いに苦言

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドが、サンマリノ代表戦で騒動に巻き込まれたようだ。イギリス『Sport Bible』が伝えている。

デンマークは17日、ユーロ2024予選のグループH第8節でサンマリノとアウェイで対戦し、2-1で勝利した。

ホイルンドは同試合に先発出場し、前半終了間際に先制点を挙げる活躍をみせ、チームの勝利に貢献した。

ただ、試合を通じて相手守備陣の激しいボディコンタクトに遭った20歳FWは、試合後に「標的にされた」とサンマリノのラフプレーを批判するコメントを残した。

「最後の方を見てもらえば分かるように、彼らは今日僕を標的にした。僕はイタリア語を理解するし、彼らが自分を潰す考えを持っていると言っているのが聞こえた」

さらに、「(自身がひざ蹴りを受けた)画像を見れば分かるけど、彼らが念頭に置いていたアイデアは1つだけだ。イエローカードなんて冗談だ」と、対戦相手が自身が開幕前から問題を抱えていた腰を意図的に狙ったとの主張にまで及んだ。

一方、対戦相手であるサンマリノ代表DFアレッサンドロ・トシは同試合後、ホイルンドの前述の発言に対する返答を求められると、その疑惑を完全否定。

さらに、サンマリノ陣営がより厳しい対人対応を敢行した背景には先制点を決めた際、ホイルンドが「容認できない」やり方でゴールセレブレーションを行ったことが理由だったと説明している。

「それ(ホイルンドの一連の主張)は真実ではない。僕らは彼に、彼の振る舞いが適切ではなかったと伝えただけだ。彼の行為は必要のないものだった。彼は非常に強力なストライカーだが、まったくフェアではなかった」

「僕は彼に対する敬意を完全に失ったわけではないけど、より良い行動を期待していた。祝うときの彼の態度は容認できないものだった」

「ホイルンドはリーグで、僕らよりもはるかにスキルもフィジカルもタフなディフェンダーと対戦しているし、この種のデュエルには慣れているはずだ」

試合映像を見ると、サンマリノ守備陣のホイルンドに対する対応はかなり激しいものだったことに異論はないが、同選手の振る舞いを含め試合後の主張に関しては同意できない部分があることは間違いない。

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