【台湾】ソシオネクスト、TSMC2ナノでチップ開発[IT]

SoC(システム・オン・チップ)開発のソシオネクスト(横浜市)は18日、マルチコアCPU(中央演算処理装置)チップレットの開発でファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)と英半導体設計大手アームと協業すると発表した。TSMCの2ナノメートル(ナノは10億分の1)製造プロセスを採用する。

ソシオネクストによると、TSMCの2ナノ製造プロセス技術とアームの演算サブシステム(CSS)を活用し、32コアCPUチップレットを開発する。同チップレットは大規模データセンター用サーバーや第5世代(5G)移動通信システムと第6世代(6G)移動通信システムのインフラ施設、DPU(データ処理装置)など向けを想定。エンジニアリングサンプルの提供は2025年上半期(1~6月)を目標としている。

ソシオネクストの吉田久人・取締役執行役員常務は、「最先端のプロセス技術の活用とアームとのパートナーシップにより、高集積で大規模なシリコンソリューションを設計し、グローバルに提供していく」と説明した。

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