とやま菓子コンテスト、三國さん(氷見)優勝 テーマ「ピスタチオ」、ザクザク食感のあめ製作

(手前から反時計回りに)優勝した「ボンボン-」、2位の「はなえみ」、3位の「ミミっ!-」

 富山県菓子工業組合(渡邉克明理事長)は18日、高岡市の県総合デザインセンターで、県内の菓子店を対象にした「BEST OF TOYAMA SWEETS とやま菓子コンテスト」を開いた。「三國屋」(氷見市)の三國大輔さん(57)が作ったあめ「Bonbon de la P(ボンボン・ド・ラ・ペ)」が1位に輝いた。

 商品開発や若手育成を後押ししようと開き、3回目。出品作品の幅を広げようと、今回初めて県洋菓子協会と連携。テーマ食材は「ピスタチオ」で、この食材を使った21点が出品された。

 フランス料理店「レヴォ」(南砺市)のシェフ、谷口英司さんらが味覚、視覚、市場性、独創性の4項目で審査した。

 「ボンボン-」は、あめとピスタチオ、フランボワーズをパイのように層状に織り込んだザクザクとした食感が特徴。落雁(らくがん)の型を使って緑色の花の形に仕上げ、柔和さや穏やかさを表現した。

 三國さんは「ピスタチオの味を凝縮して味わえるよう工夫した。これからもお菓子で幸せを届けたい」と話した。

 入賞作品を中心に、11月1~7日に富山大和で特別販売する。

 (2)新庄遥香(引網香月堂)「はなえみ」(3)清水千汐(パティスリーヴェルフヲンス)「ミミっ!モン・ピスターシュ」▽審査員特別賞=羽柴雅洋(福多屋菓子舗)「懐想」、碓井千春(光春)「翠のめぐみ」、新森朱美(オークス洋菓子センター)「GAMME VERTE」

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