ゴールドグラブ賞のファイナリスト発表 アレナド連続受賞ストップ

日本時間10月19日、ゴールドグラブ賞のファイナリスト(各ポジション3名)が発表された。伝統的な9ポジションの受賞者は30球団の監督・コーチの投票を75%(自球団の選手には投票できない)、守備指標を25%の割合で合計して決定され、昨季新設されたユーティリティ部門については、従来とは異なる特別な守備指標をもとに選出される。受賞者は日本時間11月6日、「ESPN」の番組内で発表される予定。なお、ファイナリストに日本人選手は1人も選ばれなかった。

ファイナリスト発表における最大のニュースは、2013年のメジャーデビューから10年連続でナ・リーグ三塁手部門のゴールドグラブ賞を独占していたノーラン・アレナド(カージナルス)が漏れたことだろう。MLB公式サイトも「ナ・リーグは2012年のチェイス・ヘッドリー以来初めて、三塁手部門でアレナド以外の受賞者が出ることになった」と伝えている。OAA+17、DRS+21という素晴らしい成績を残したキブライアン・ヘイズ(パイレーツ)の初受賞が有力視される。

昨季新設されたユーティリティ部門では、ア・リーグはマウリシオ・デュボン(アストロズ)、ザック・マキンストリー(タイガース)、テイラー・ウォールズ(レイズ)、ナ・リーグはムーキー・ベッツ(ドジャース)、トミー・エドマン(カージナルス)、金河成(キム・ハソン/パドレス)がファイナリスト入り。いずれも複数のポジションをこなしてチームに貢献した選手ばかりだ。

2023年シーズンのゴールドグラブ賞のファイナリストは以下の通り。

アメリカン・リーグ

◆投手
ホセ・ベリオス(ブルージェイズ)
ソニー・グレイ(ツインズ)
パブロ・ロペス(ツインズ)

◆捕手
ジョナ・ハイム(レンジャーズ)
アレハンドロ・カーク(ブルージェイズ)
アドリー・ラッチマン(オリオールズ)

◆一塁手
ナサニエル・ロウ(レンジャーズ)
ライアン・マウントキャッスル(オリオールズ)
アンソニー・リゾ(ヤンキース)

◆二塁手
マウリシオ・デュボン(アストロズ)
アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)
マーカス・セミエン(レンジャーズ)

◆三塁手
アレックス・ブレグマン(アストロズ)
マット・チャップマン(ブルージェイズ)
ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)

◆遊撃手
カルロス・コレア(ツインズ)
コリー・シーガー(レンジャーズ)
アンソニー・ボルピー(ヤンキース)

◆左翼手
オースティン・ヘイズ(オリオールズ)
スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
ドールトン・バーショ(ブルージェイズ)

◆中堅手
ケビン・キアマイアー(ブルージェイズ)
ルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)
フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)

◆右翼手
アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
カイル・タッカー(アストロズ)
アレックス・バーデューゴ(レッドソックス)

◆ユーティリティ
マウリシオ・デュボン(アストロズ)
ザック・マキンストリー(タイガース)
テイラー・ウォールズ(レイズ)

ナショナル・リーグ

◆投手
ヘスス・ルザード(マーリンズ)
タイワン・ウォーカー(フィリーズ)
ザック・ウィーラー(フィリーズ)

◆捕手
パトリック・ベイリー(ジャイアンツ)
ガブリエル・モレノ(ダイヤモンドバックス)
J・T・リアルミュート(フィリーズ)

◆一塁手
フレディ・フリーマン(ドジャース)
カルロス・サンタナ(パイレーツ/ブリュワーズ)
クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)

◆二塁手
ニコ・ホーナー(カブス)
金河成(キム・ハソン/パドレス)
ブライソン・ストット(フィリーズ)

◆三塁手
キブライアン・ヘイズ(パイレーツ)
ライアン・マクマーン(ロッキーズ)
オースティン・ライリー(ブレーブス)

◆遊撃手
フランシスコ・リンドーア(メッツ)
ダンズビー・スワンソン(カブス)
エゼキエル・トーバー(ロッキーズ)

◆左翼手
イアン・ハップ(カブス)
デービッド・ペラルタ(ドジャース)
エディ・ロサリオ(ブレーブス)

◆中堅手
ブレントン・ドイル(ロッキーズ)
マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
アレック・トーマス(ダイヤモンドバックス)

◆右翼手
ムーキー・ベッツ(ドジャース)
フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
レーン・トーマス(ナショナルズ)

◆ユーティリティ
ムーキー・ベッツ(ドジャース)
トミー・エドマン(カージナルス)
金河成(キム・ハソン/パドレス)

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