フィリーズ・シュワーバー プレーオフ通算18本塁打で歴代7位タイ

フィリーズの1番打者カイル・シュワーバーはリーグ優勝決定シリーズに入ってから自慢の豪打を取り戻し、最初の2試合で3本塁打を量産。これでプレーオフ通算の本塁打数が18本となり、レジー・ジャクソン、ミッキー・マントル(注:18本すべてワールドシリーズ)、ネルソン・クルーズ、カルロス・コレアと並ぶ歴代7位タイに浮上した。リーグ優勝決定シリーズで2連勝スタートを切ったフィリーズ。このまま勝ち進んでいけば、シュワーバーのプレーオフ通算本塁打数もさらに増えるかもしれない。

現役選手のプレーオフ通算本塁打数トップ10のうち、今年のプレーオフでまだ残っているチームに在籍しているのは、ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)、シュワーバー、アレックス・ブレグマン(アストロズ)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、コリー・シーガー(レンジャーズ)の5人。惜しくもトップ10入りは逃したものの、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)も通算12本塁打、エバン・ロンゴリア(ダイヤモンドバックス)も通算10本塁打を記録している。

◆現役選手トップ10
1 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)24
2 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)19
3 カルロス・コレア(ツインズ)18
3 ネルソン・クルーズ(無所属)18
3 カイル・シュワーバー(フィリーズ)18
6 アレックス・ブレグマン(アストロズ)17
7 ブライス・ハーパー(フィリーズ)15
8 コリー・シーガー(レンジャーズ)14
9 ミゲル・カブレラ(タイガース)13
9 キケ・ヘルナンデス(ドジャース)13
9 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)13
9 ジャスティン・ターナー(レッドソックス)13

プレーオフ通算本塁打数の歴代1位は、インディアンス(現ガーディアンズ)、レッドソックス、ドジャースの3チームでプレーオフに合計11度出場したマニー・ラミレスの29本。アルトゥーベが24本まで数字を伸ばして迫っているが、もうしばらくはトップの座をキープしそうだ。3位には22本のバーニー・ウィリアムス、4位には20本のデレック・ジーターとヤンキースOBがランクイン。昨季限りで引退したアルバート・プホルスは19本で、スプリンガーと並んで5位タイとなっている。

◆歴代トップ10
1 マニー・ラミレス 29
2 ホセ・アルトゥーベ 24
3 バーニー・ウィリアムス 22
4 デレック・ジーター 20
5 アルバート・プホルス 19
5 ジョージ・スプリンガー 19
7 カルロス・コレア 18
7 ネルソン・クルーズ 18
7 レジー・ジャクソン 18
7 ミッキー・マントル 18
7 カイル・シュワーバー 18

なお、各リーグに2地区制が導入されたのは1969年であり、それ以前はプレーオフの試合はワールドシリーズしかなかった。そのため、古い時代の選手はプレーオフの試合数自体が少なく、プレーオフの通算成績ランキングは比較的新しい時代の選手の名前が多く並ぶ傾向にある。

ちなみに、マントルは1968年シーズンを最後に引退しているため、経験したプレーオフの舞台はすべてワールドシリーズ。12度出場して7度世界一となり、65試合で18本塁打を記録。ワールドシリーズ通算18本塁打はもちろん歴代1位の大記録である。

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