来年4月の長崎・壱岐市長選 篠原氏が出馬表明 

篠原一生氏

 元壱岐市職員の篠原一生(いっせい)氏(46)は18日、来年4月の任期満了に伴う同市長選に無所属で立候補すると表明した。4期目の現職、白川博一氏(73)は今期限りで勇退する意向を示しており、同市長選での出馬表明は篠原氏が初めて。
 篠原氏は同市郷ノ浦町出身。西南学院大商学部卒。2000年、同市役所に入庁。白川氏の秘書を務め、市東京事務所長を最後に今月16日退職した。
 同市芦辺町の壱岐テレワークセンターで会見した篠原氏は、福岡市役所や民間など豊富な出向経験を踏まえ「島外や企業の視点から見つめ直し、壱岐市の可能性を感じた。もっと良くしたい」と強調。農漁業など1次産業を核とした経済政策を推進し、福祉や教育の充実につなげると決意を述べた。

© 株式会社長崎新聞社