堂本光一 羽生結弦に熱烈オファーで対談実現!「20代の俺と似ている」と語った共感

「何よりも大変な思いをしたのは被害に遭われた方たちなので、そこはまず念頭に置いて、自分たちに何ができるかっていうのを考えていかないといけない」

10月8日、単独会見を行ったKinKi Kidsの堂本光一(44)。ジャニーズ事務所の性加害問題に触れ、今後も活動を続けたいと真摯に語った。実はこの表明の数カ月前、彼は長年会いたかった人との邂逅を果たしていた。

その相手とは羽生結弦(28)。NHK Eテレ『スイッチインタビュー』にて、同月6日から3週連続で光一と羽生の対談が放送されている。この対談は、光一の熱烈なオファーで実現したと自ら明かしている。

《頂点を極めた人で、自分自身の向き合い方などを、ご本人の口から聞きたかったのが一番です》(「スポニチアネックス」9月6日配信) テレビ局関係者はこう話す。

「光一さんは以前から羽生さんを尊敬しており、冠番組では、『あのコはすべてがパーフェクト!』と絶賛していました」

雑誌の連載でも北京五輪の羽生の勇姿を取り上げ、こうコメント。

《無難な道は選ばず、誰もやらないことに挑んだというほうに僕は心を揺さぶられる。これ以上素敵なことはない》(『日経エンタテインメント!』’22年5月号)

そんな憧れの羽生に会うため、光一は彼の拠点・仙台を訪れた。

■「20代の頃の俺と似ている」

「対談前日、羽生さんの計らいで、陸上でのアップから1時間にわたって練習を見学。翌日はお互いの映像を見ながら語り合うという、貴重な2日間を過ごしていました。彼らは初対面ながら意気投合し、光一さんが『20代のころの俺と似ている』と話す場面もありました」(スポーツ紙記者)

“お互いわかり合えた”と羽生も語るほど共鳴していた2人は、悩みも通じ合ったようでーー。

「収録があったのは、性加害問題が大きくなり始めた初夏です。光一さんは、『(ジャニー)イズムすら消すべきなら、引退するしかない』と連載で吐露していました。今回、芸能とは違う世界で生きる羽生さんに、あえて今後の活動を相談したのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

実際、光一は、「つらいことも乗り越えようとする強さを持ってらっしゃる。その強さを俺が持っているわけじゃなく、そこに共感する」と羽生の印象を述べている。

「羽生さんは逆境も自分の成長の糧にできる人です。東日本大震災でつらい時期には“応援を力に”と気持ちを切り替えており、彼らしさを感じました。また、平昌五輪でケガを乗り越えて金メダルを獲得したときも『(ケガをした)右足に感謝しかないです』とポジティブに語っていました」(スポーツジャーナリスト・野口美惠さん)

たくましい彼から、光一はこの苦境を乗り切る方法を教えてもらったことだろう。

「窮地に立たされていないとダメ」

13日の放送回でそう語っていた光一。羽生と共有した時間は今後に生きるはずだ。

© 株式会社光文社